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結婚するのがそんなに偉いのかよ

ここ最近、私の周りで始まった第n次結婚ラッシュ。
社会人として忙しく生きながら、自分の趣味に没頭し、このご時世なので面と向かって会えない代わりにリモートオタ会を開催して夜中まで笑いあってた仲間が、知らない間に素敵なパートナーと愛を育みめでたくゴールインをする事象が続きに続きまくっている。

以前、友人の結婚と出産についてドロドロした感情を吐き出した。

現在育児に追われているこの子。相変わらずTwitterは鬼の更新頻度だし、呟く内容は子どものことと、坂口健太郎の話ばっかりだけど、本当にこの子のつぶやきを読んでいると自分の心が軽くなるので、きっと私はこれからもこの子が大好きだし、この子の子育てを陰ながら応援しようと思っている。

だけど今回の結婚ラッシュに関しては、この子に持っていた優しい感情なんて一つもない。

結婚しました、家事と仕事の両立が大変です、旦那のこういうとこ腹立つ、休みの日にオタクする時間がちょっと減ったかも……

うるせぇなぁ!お前が選んで結婚したんだろ!


Twitterやインスタで、「結婚しました~!これからも元気にオタクするからみんな仲良くしてね~!」と報告をしてくる友人たちに、上っ面だけでいいねをして、心の底では「普通の女だったんだな」とお門違いな失望を抱いている。

他人の幸せがそんなに憎いのか。

否。

「結婚」というカードを卓上にあげ、オタクとして生きていた自分もそれなりの真っ当な人生を手に入れた、と見せびらかしている感じが嫌なのだ。

前の記事に登場した彼女も含めた、10年来の友達グループ(私の中ではSATCの4人みたいなあれ)で結婚して出産した子は、誰一人それをSNSで報告しなかった。坂口健太郎と赤子の話しかしていない彼女だけ、唯一出産後に「赤子生んだのでここ数か月あんスタのイベント走ってなかったです」と報告を載せていた。ホントにその程度。

彼女たちは、未だに自分が既婚で子持ちであることを公にせず、自分の好きなジャニーズの話だけを呟き続けている。

以前、仲間内で一番最初に結婚して出産した子に、「なんでそういう事を呟かないの?」と聞いたことがあった。

それに対して彼女は「別に私が結婚しようと子ども産もうと、それは私の問題であって、オタクするうえで必要のない情報だなって思ってる。聞かれたら答えるけど、わざわざ自分から言う理由がない」と教えてくれた。

他の結婚、出産したオタク仲間も彼女と同じスタンスだった。それは坂口健太郎の彼女も一緒。

財布が二つ欲しいから結婚したいけど、それ以外の理由で結婚を望んでいないし、それが理由なら自分の法人をもっと育てて、財布二つに匹敵する収益を上げて生活基盤を整える方が、自分の人生にとっては有益だと思っている。

そんな私だからこそ、「結婚」というカードを空にかざし、勝ち誇った笑みを浮かべる女が苦手なんだと思う。

だけど自分の性格を考えると、仮に結婚なんかしたらこの苦手なオンナたちと同じ土俵に上がる未来が見えているので、あんま色んなこと言わないで生きよう。

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