白米に一番合うのはどう考えても刺身

突然なんだと思うだろうが、内容はまんまタイトルの通りだ。

私は白米が大好きだ。もういっそ愛してると言った方がしっくりくるレベルで大好きだ。
なのでもちろんパンよりも麺よりも米がいい。
炊き込みご飯などの味付きもいいがやはり炊きたてホカホカの白米こそが原点にして頂点。我々日本人のソウルフード。

炊飯器を開けた瞬間の水蒸気に含まれる香り……
光にあてられてツヤツヤと輝く米粒たち……
そして何より、飾らない美しさ。
化粧(調味料)も小道具(具材)も何も使わない、ありのままの美しさが白米の魅力であろう。

もちろん、炊き込んでも洋風に味付けをしても酢飯にしても必ずおいしいのが米だ。

だが!!!!しかし!!!!!

何者にもなれる、未来ある白米こそが至高なのではなかろうかと!!!!!
私はそう思うのだよ!!!!!!!!


………………失礼した。
どうも私は好きな食べ物に関わると熱くなってしまうクセがあるようだ。
炊きたてのようにってね、やかましいわ。


さて、次は刺身の話をしよう。
刺身。日本人ならほぼ全ての人が食べた経験のあるだろう料理だ。新鮮な生魚を食べやすい大きさに切り分け、醤油や山葵をつけて食べる。
恐ろしいくらいシンプル!素晴らしいね。

その刺身、奥が深いもので色々な種類がある。
魚の他に海老や蟹、貝。これらは寿司屋に行くと見ることが多い刺身たちだ。
海産物に限らず、馬や鶏、牛なども存在する。だがやはり食中毒が怖いので、食べることができる店はかなり限られてくるので今回は取り上げない。

刺身の枠に入れていいものか分からないが、ユッケなんてものもある。生肉をユッケダレに漬け込んだ後に卵黄と食べるものだ。めちゃくちゃうまい。
しかし、商品として出す為にはかなり厳しい審査をクリアするだかなんだかでこれまた食べれる店が限られてくる。(回転寿司にはよく海鮮ユッケ風がある)

さて、海鮮の刺身の話に戻そう。
私は魚料理は大体好きなのだが、その中でも刺身が好きだ。これも愛してると言った方が近いだろう。

刺身の種類は当たり前だが魚の種類だけある。
フグにクエ、タイなんかはよく高級魚として出されている。実際高級なのだ。すんげぇ高い。
メジャーどころはマグロやサーモン、イカ、エビなどまぁ寿司ネタとしても人気が高いものだろう。
地域によって珍しい魚が出されていることもある。

数ある刺身の中で私が一番好きなのはサーモンだ。二番目はマグロの中トロ。これがまた米に合うのなんの……本当に素晴らしい。一番最初に魚を生で食おうとした人に金メダルを捧げたい。
美味い刺身を口にする瞬間ほど、日本人で本当に良かったと心の底から思うことはないだろう。そのレベルで好きなのでやはり愛しているのだ。

さて、そんなに好きな白米と刺身を一緒に食べるとどうなるか。
メンタルの調子によっては涙が滲む。
漬物も味噌汁も小鉢も不要。
たった一切れの刺身で茶碗の中にあったはずの米が半分くらい消えるのだ。いやはやなんと恐ろしい。

ただそんなペースで食ってると刺身を食べ切る前に腹が満たされてしまうので、血涙を流しながら思い切り食べたい気持ちを抑えて食っている。

いい加減私の好きな刺身の食べ方について書かねば読者の人が飽きるだろうから、もっと語るのはまた別の機会にしようと思う。

私は刺身を九州の甘口醤油で食べるのが大好きだ。関東の甘くない醤油もいいが、無意識で九州醤油を選んでしまうほどに馴染み深い。
次に、炊きたての白米を盛る茶碗を用意する。まだ茶碗には入れない。刺身と食べる米は熱ければ熱いほどうまいから、できるだけ冷ましたくない。

茶碗に盛るのは、醤油皿に少し多めに醤油を出し、もういつでも刺身が食べれる!という状況になってからだ。

醤油を刺身につけ、口に入れてすぐ白米を食べる。するとめちゃくちゃにおいしい。語彙が飛ぶ。
サーモンでやると、とんでもなくおいしい。
サーモンの甘みと醤油の甘みが絶妙にマッチする。これだけでもう絶品なのに、米の香りとサーモンの香りがいい感じに混ざって最高だ。
ちなみにマグロやブリでやっても最高においしい。

まぁこの食べ方は本当に白米が好きで好きでたまらないから楽しめるのであって、別に白米が好きなわけでないなら言うほどおいしくは感じないかもしれない。
実際、寿司のシャリや海鮮丼の米が冷めた酢飯なのは温かいと魚が傷むのもあるが、どうしても消えない臭さを誤魔化すためだったりもする。
私みたいにわざわざ際立たせて食べて喜んでるやつは中々いないかもしれない。

でも本当に、本当においしいので、やってみたいなと少しでも思ったらぜひやってみて欲しい。
一番合うというのは人によるので異論は認めるが、私はそう言ってしまうくらいに刺身と白米を一緒に食べるのが好きなのだ。

刺身定食が食べたくなってきた。

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