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レコード生活つれづれ

ハイパーソニック・エフェクト〜♫
というわけで
レコード生活始めました♪

最初の1枚に選んだのは
大好きなグールドが弾くバッハ
ゴールドベルク変奏曲(55年録音版)

私の青春の1

初めてグールドに出会ったのは
確か中学生のとき。

バッハの平均律を弾き始めたころ
参考になればとCDを買いに行って
なんとなく選んだのがグールドでした。

当時のピアノの先生に見せると
「なんでまたグールド」と言われ、
なんだか間違って悪いことをした気に
なったのを覚えています。

まあ、確かに型破りな演奏なので、
初めて平均律に触れる中学生には
参考にはならない演奏でしたが。

どちらにしろその頃は 
バッハが苦手で
むしろ何がいいねん?!
と思っていました。

弾き映えしないのに
嫌がらせのように弾きにくくて
数学的で対称的な旋律を
うらめしい気持ちで
練習していたものでした。

その後音大生になっても
夢中になって聴いていたのはロックの方で
バッハに限らずクラシックは
勉強のために聴いていた、
というのが正直なところ。

それを一変させたのがグールドでした。

たまたま親戚がクラシック100枚セットを購入したのをお借りして、色々聴き流していた時のこと。

な、なにこれ?

と鳥肌が立ちました。

細胞が泡立つような感覚。
ロックファンだった私が
ロックンロール以上に興奮していました。

それが81年にグールドが弾いた
ゴールドベルク変奏曲でした。

そこからグールドの虜になり
CDや本を集め、映像を求めて
大学の視聴覚室にも通いました。

それから20年以上経つけれど
私の中で81年のゴールドベルク変奏曲は
不動の名盤です。

超難曲なので譜読みで諦めましたが
楽譜をうっとり眺めながら
他の演奏と聴き比べてみたり

何度聴いても
いつ聴いても
永遠に飽きることがありません。

55年の演奏は手に入れたけど
やっぱり81年の名盤も
レコードで欲しいなぁ
(手に入らないんだなぁ

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