【どんどん売れ】シーパスリセールについて解説します
松本山雅FCではシーズンパス保有者に対して2020シーズンからリセール（譲渡）サービスを実施しています。
ところが、シーパスリセールに対してあんまり理解を得られていないというか、むしろネガティブな印象を受けている方が多いような気がしたので、今回はシーパスリセールについて解説をします。
結論から言うとタイトル通り「どんどん売れ」なのです^^
①リセールに対する疑問5選
1. 正規で販売されているチケットが売れなくなるのでは？
リセールが多くなるということはそれだけ正規で販売されているチケットが売れなくなるのでは？ということですね。クラブが損してしまうのではないか？ということからだと思います。
答えは「そんなこと考えなくてよい」ですね。
なぜなら、正規で買ってもリセールで買っても実際に来場すれば来場者に変わりはないからです。
みなさんが本を買うとき、本屋で新品を買うか、中古の本を買うか迷ったこと1度はあるのではないでしょうか。その時に、作者のことを考えたら新品で買って印税を…なんて考えながら本を買う人ってそうはいないはずです。
むしろ、手元に残しておきたいから新品、すぐ読んでしまいたいから中古で十分など、正規で買うかリセールで買うかは買う側が決めればよいことなので、リセールに出す側が決めなくても良いかと思います。
なので、行けないと分かった時点でリセールに出してしまいましょう。売れるかどうかは買う側が決めることですから。
2. たくさん出品されていても大丈夫？
昨年、チームが少し低迷したときに、来場したくない人が多いからリセールに多く出されているといったポストが何件か見られました。リセールが多いとネガティブにとらえられがちということからだと思います。
しかし、答えはこれも同じで「そんなこと考えなくてよい」ですね。
なぜなら、リセールは出品されているだけでは何も価値はなくて、リセールの出品が買われた時点で成り立つサービスだからです。売れなければ自動で出品者の手元に権利が戻るので、そもそも本当に人気が無くなればリセールも買われないということになります。
ただ、そんななかでも低迷している時こそチームを応援したいという方がいらっしゃるかもしれません、そういった方にリセールチケットが回り、それがきっかけでコアなファンになる可能性もゼロではありません。
なので、チームの成績に関係なく、行けないと分かった時点で遠慮せずにリセールに出して良いと思っています。
3. ぶっちゃけ売れるの？
答えは価格設定とタイミングしだいだと思います。ネットオークションやネットフリマをやったことある方ならお分かりかと思いますがまさに同じで、買いたい人と売りたい人が合わないとリセールは成立しません。
つまり買う人がいなければ価格を下げても売れないですし、逆に欲しい人が多ければ価格を上げても売れます。
売れるかどうかは価格設定とタイミングによりけりです。
それに、自分が設定した価格で売れないということは、逆に言えば自分の席の価格は一般の方からしたらこれ以下の値段だということでもあります。
4.手元にいくら入ってくるの？
答えは
「出品価格」
ーリセール申込手数料（出品価格の10%）
ー送金事務手数料（330円）
＝「入金金額」
が手元に入ります。
例えば、ホーム自由席のリセール上限は2,000円なのでその金額で出品すると、
2,000円（出品価格）
ー200円（リセール申込手数料）
ー330円（送金事務手数料）
＝1,470円
なので、2,000円でリセールが成立すると1,470円が入ってくることになります。しかも、購入者は通常価格2,300円のホーム自由席を2,000円で買うことができるのです。
逆に全席種の最低出品価格は500円ですので、500円で出品してリセールが成立すると手元に入るのは120円となります。
ただ、ホーム自由席とB席は自由席のため複数出品されている場合は価格の安い順で、同価格で出品されている場合は先に出品された方が先にリセールされるようです。
指定席は席番号で選択できますが、自由席はそのような方式になっています。
なのでまさに、価格設定とタイミングしだいなのです。
5.先行入場はリセールできないの？
答えはできません。なぜならシーズンパス特典（の先行入場）は購入者本人だけの権利ですので、リセールに出品したチケットおよびリセールで購入したチケットは一般入場となり、先行入場したい方はシーパスを購入する必要があります。
なお、シーズンパス自体を他人に貸与、譲渡や営利目的の転売は禁止となっております。
②実際にリセールへ出品してみた
私は3月20日（水・祝）のホーム岩手戦は行けないため、実際にシーパスリセールに出品するべく、せっかくなのでその手順をやってみたいと思います。
1.まずはCLUB J.LEAGUEアプリを開きます。
2.一番下の「チケット」から右上の「マイチケット」を選択します。
3.Jリーグチケットのマイページが開きます。
4.リセールに出品する試合の項目を開き、「選択する」を選びます。
5.「リセール出品」を選びます。
6.出品価格を設定します。（上限は席種によって異なります）
7.リセールが成立した場合の入金先口座を登録します。
8.出品金額と入金先口座を確認します
9.利用規約等を確認し、決定を選択します
10.リセール出品完了画面が出ます。
なお、リセールが成立する前にリセールを取り消ししたい場合や、出品金額を変更したい場合は、まずマイチケットからリセール出品しているチケットを選択します。
「リセール変更」を選択すると6.の画面に戻ります。
「リセール取消」を選択すると以下の画面になります。
「決定」を選択するとリセールが取り消しとなります。
念のため、Jリーグチケットで自分のチケットが出品されているかどうか、もしくは取り消しされているか確認しても良いかもしれませんね。
以上がシーパス出品および取り消しの方法になります。
簡単ですよね？
③なぜやらないのか
考えられるのは、
1.手間がかかる割に入金額が少ない（手数料が高い）
2.出品しても売れない（と思っている）
3.自分の買ったチケットで他人が安く入れるのはちょっと…
4.そもそもリセールのやり方がわからない
そんな感じではないでしょうか。
ただ思うのはこれがシーパスではなく通常チケットだった場合、買ってから行けなくなった場合にはほかの人へ譲ろうとするのに、シーパスだと行けなくなっても譲ろうとしないのはなぜ？だと思うのです。
自分は損したくないけど、他人が得するくらいなら自分だけが損すればよいみたいな感じなんだろうなと思うのです。
そんな考えを否定するつもりはありませんが、逆にリセールが成立すればするほどクラブが得をするなら考えは変わるかもしれません。
なぜなら、シーパスは購入した時点でクラブの収益になっています。それを公式でリセールすれば本来、来られないシーパス購入者の代わりに違う人が来てくれることになるので、入場者数も落ちないし、その代わりの方が物販等々購入してくれればそれがクラブの収入になるわけです。
ある意味、お金をいただけるプラス1だと思っています。
じゃあ逆にシーパス（カード）を他人に貸与してはと思うかもしれませんが、それは違います。
なぜならシーパス特典の権利が使えるのは購入者本人だけだからです。
車の運転できない人へ代わりに自分の運転免許証を貸して運転してもらうことはしないのと同じで、シーパス特典の権利が使えるのは購入者本人なのです。
④なぜリセールを勧めるのか
そこまでリセールを勧める理由として、ダイナミックプライシングの終了があります。つまり、固定価格になったことでチケット代を安くする手段が無くなってしまったんですね。特にピッチ内の成績で動員を伸ばしてきたクラブにとっては集客に影響を与えがちで、成績が上向けば良い半面、下向けばチケット代も下がらないのでそのまま集客数に反映してしまうのです。
そこで公式に割安で入れる手段がこのシーパスリセールなのです。
物価が上がっても手取りの給料が上がらない時代にサッカー観戦へお金と時間を費やせる人はだんだんと限られてくるなかで、少しでもアルウィンに足を運ぶきっかけづくりを提供できるのがこのシーパスリセールだと思っております。
もちろん何が何でもリセールに出さなければいけないということではなく、そもそも最初に書いたリセールは悪いことではないということを知ってもらいたいと思っております。
それでもまだリセールに抵抗があるとしても、クラブにとって利益が出ないことは最初からやらないはずです。それに2020年から始めて4年目になりますが、あまり使えていなければもうとっくにリセールサービスは終了しているでしょう。そりゃそうです。正規の値段でチケットを買ってくれた方が利益出ますからね。
でも最終的にはシーパスの方が来られなくて捨て券にするくらいなら、リセールで来てもらってより満員のアルウィンを目指せるというところになるでしょう。
⑤まとめ
最後にまとめます。
シーパスリセールについて解説しました。
1. 正規で販売されているチケットが売れなくなるのでは？
→買う人が決めるので考えなくてよい
2.たくさん出品されていても大丈夫？
→買わないと成立しないので問題ない
3.リセールは売れるの？
→価格とタイミングしだい
4.手元にいくら入ってくるの？
→【出品価格ー出品価格の10%ー330円】
5.先行入場の権利はリセールできない
以上、【どんどん売れ】シーパスリセールについて解説します でした。
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