自分が選んだ道を正解にする
先日、新卒から2年ちょっと勤めていた会社を退職しました。
もちろん理由は様々ですが、
自分の人生と照らし合わせたときの必然的な選択だったと思います。
階段を一段降りた感覚に近いです(?)
今はその段差に腰をかけながらゆっくり過ごしています。
「自分が選んだ道を正解にする」
私が入社する前にとある方から教わった言葉(その方が誰から教わったのかは不明)
今でも心に残っていて、私が生きる上で大切な考え方の一つになっています。
私の人生において大きな決断はそれほど多くはありません。
ただ一つ、大学で4年間習った建築の道を捨て、大学院でデザイン系に進んだことが大きな人生の分岐点でした。
随分長く悩んだな〜あの時は。
大学2回生終わりの時点でもう建築へのモチベーションはほとんどなく、周りの熱量に圧倒されながら惰性で課題をこなしていました。
当時は映像業界への憧れがあり、舞台美術のインターンやテレビ美術のインターンに行ったりして自分がやりたいのはこっち系なのかもしれないなーと思いながらも
保守的な生き方をしていた私はせっかく4年間学んできた建築の道を捨てる勇気がなかなか出ず、、
大学院の願書提出日直前まで悩んだ挙句、父と電話したときの
「新しい環境に身を置いたら何か変わるんじゃあないかなあ」
という何げない一言で腹が決まりました。自分でも驚くぐらいスッと決まりました。笑
きっと、なんでもいいから決断するきっかけが欲しかったんだと思います。もし何か強い意志や目的があったらすんなり決断できたかもしれませんが、”どうなるかわからないけれど、とりあえず違う世界に飛び込みたい”という曖昧な選択は、私にとっては大きなプレッシャーでした。
そして無事合格し、デザイン学かつ映像の研究室に入りました。
本当に優秀な人たちばかりに囲まれ、憧れと劣等感に苛まれながらも、必死に過ごした日々は本当に意味のある時間だったと今でも思います。
これはただの自慢ですが、最後の修了制作で審査員特別賞をいただけたことは本当に嬉しかったです。努力が報われたー!って笑
(選ばれると思ってなくてプレゼンぐだぐだだったことは水に流します)
その後、映像制作会社に入って様々な経験をさせていただきました。
素敵な人たちにも出会えました。信じられない景色も見れました。何一つ後悔はしていないです。
事実、いま私は退職して、新たな選択をしている真っ最中。
映像の道を捨てたつもりは一切ないです。
感覚で言うと、映像という武器を手にして、前よりも経験と視野が広がった状態で、新たな自分の可能性だったり、自分自身を再度見つめ直している、に近いと思います。(実際有難いことに退職してからも映像のお仕事をさせていただいています)
とにもかくにも、
私はあのとき選択を「正解」にできた、きっと。
建築の道を捨てて新たな経験をしたからこそ、自分の一つの強みを見出そうと努力して、ちゃんと一つものにした。
頑張ってます、あなた(私)は!!!
浮き沈みが激しい私は自分を肯定することを忘れてしまうから、ちゃんとここに刻んでおきます!笑
だから自信を持ちたい。この選択も正解にしたいと強く思う。
ひとまず段差に腰をかけながら、ゆっくり自分と向き合って過ごします。
ありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。
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