見出し画像

赤と云う色

実は赤い色が嫌いだった、子供のころ。
いや赤のイメージが嫌いだった、ほんとは。

「女の子だから、赤ね」

今や良く語られるようになった
男らしさ、女らしさ
ジェンダー…

ほんとは赤もピンクもフリフリのフリルも
お姫様のドレスも嫌いなんかじゃなかった

でも大人たちがこぞって言う

女の子だから…

って言って決めつけられるのがものすごぉい嫌でたまらなくて

赤じゃなくて青がいい
スカート嫌

と言って嫌った時期があった

クラシックバレエの衣装には胸が躍ったし
初めてのヒラヒラのスカートも
心の中では好きだった
でも、短パンやTシャツも好きだったし
野球やってユニホーム着てみたいとも思った

かっこいい
きれい

何でも頑張る人のキラキラした姿なら
どれもこれも魅力的だった

でも大人たちが

女の子だから
こうできゃ
アレはしてはダメ
って言われるたびに、何でよ!と
反抗していた

極めつけは
○○家の長子なのに…女の子…
男だったらなぁ、と言われた一言

8歳ぐらいだったか、わたし
可愛がってもらった祖父の一言だ

あの年代なら仕方ないかと思えるのは
大人になってからで
当時のわたしには
生まれてきた自分が女である事が
こんなに望まれなくて
祖父を悲しませたのかと思うと
自分の所在がいたたまれなくなり
逃げ出したくなった
消えたかった
男じゃなくて、ごめんねと思った

そんなこんなで
可愛らしさみたいな女の子らしさは
成長するにつれ嫌気がさして
女でもバカにされないように生きたいという気持ちになっていた…高校生ぐらいか?

キティちゃんもスヌーピーも好きで集めたけど、大っぴらにする自分は嫌だった

いつしか女ですごい、女だけどかっこいい、女だけど…の概念に気持ちが引きづられる…

気がついた時には、女だからとは言わせない!でも自分は女である、でも世の中の女の像は絶対嫌だ!
しっかりした人間になってやると思った…なれてはないけど笑

そんなこんなで、ありきたりのオシャレはしたが、あまりハマる事も無かった

いつしか、ダークな色あるいはモノトーンを選んでた

それでも流行りの、ワンレンボディコンでお立ち台で踊りもすれば
配送センターで、ガチな防寒作業着きて酒類の梱包作業のバイトもした
男性の先輩に見込まれて、ひとりバイト仲間の中で抜きん出て、男性しかした事がない焼酎類の梱包を教え込まれたりもした笑

でも、決して女性を捨ててるわけでもなければ、世の女性らしさにはこだわりを感じてもいない

今や手元にある私物は、赤いものが多い
手帳も財布も赤だ
仕事柄、派手な色は着ないので、日常の通勤着はモノトーン主だけど、小物や普段着は、結構な色味も取り入れる

だって、好きだから
だって、効率がいいから

女だから、赤を選ばなきゃってへん…

…というのが、本当に少なくなったかなと思う

男らしさ女らしさは、生物学的にはあるので、それはそれで素晴らしいと思っている

でも、本人が好き!と思っているものを、女の子はコッチでしょ!と決めつけるのは、違うでしょうー!?って思う

わたしは小物類は、気分を高め、目に入り、モノトーン主体のわたしの服装にグッと刺し色として働いてくれるし、ヒーローな色笑の印象もあって、赤と決めてる!!


届いたよ!手帳!!
ZEQUENZ!
レッド♫


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?