【後編】ある夏の日、科学の甲子園を綴る


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本番

ミニコーナー!やらかし集!

・3月のつくばは普通に暑いです。冬の感覚でチョコ系のお菓子を持って行ったところ、ドロドロに溶けていることが発覚しました。私にお菓子を貰った人、ごめんなさい。グミは流石に溶けないと思いますが、チョコはやめたほうが良いと思います。
・3月のつくばは普通に花粉が飛んでいます。花粉症対策をしっかりしましょう。舐めてかかった結果、4日間ずっとティッシュ箱とお友達でした。
・忘れ物チェックを怠った結果、整髪料を忘れ、夜のコンビニに駆け込むこととなりました。
・マジで寝ましょう。3日目夜に調子に乗って夜3時ごろに寝たのですが、翌朝、椅子に座っているときに意識が飛ぶなど様々な被害が出ました。

本当に「ミニ」コーナーでしたね。たった4日間に大量のやらかしが発生したとすれば、それはそれで最悪ですが。

Day3~結果発表と交流~

3日目は運命の結果発表の日。どうでも良い話ですが、科甲のお昼ご飯は基本的にお弁当の配給(?)でした。揚げ物に飢えていたので、時間が経ちしっとりとした「お弁当の揚げ物」の衣の油分の味に歓喜を隠し切れませんでした。油分といえば唐揚げ。唐揚げ……!唐揚げを弁当に入れてくださった方に心からの感謝を申し上げます。幸せでした。また、私は漬物が好きなので、よくお弁当に入っている「着色料!色鮮やか!酸っぱい!苦!」というものでも食べられますが、科甲のお弁当の漬物は美味しいものもあったように記憶しています。量は私(食べる量は一般男子より少し少ないくらいでしょうか?)が満足する程度でした。

気付いたら食べ物について大量に綴っており、自分が怖いです。さて、話を結果発表に戻しましょう。会場に着いた私たちは非常にソワソワしていました。何せ結果発表があるのですから!道中で優勝校予想をしていたりしましたが、正直上位に入る自信はありました。その自信が後に仇となるのですが。私にPayPayアカウントがあれば「気になる結果は……!? ここから先は ¥100 購入手続きへ」などと小銭稼ぎをしたかったのですが、残念ながら親からアカウントを作る許可がおりないので不可能です><

最終結果

優勝 栄光学園(神奈川)
準優勝 筑波大学付属駒場高等学校(東京)
3位 岐阜県立岐阜高等学校(岐阜)
4位 神戸大学附属中等教育学校(兵庫)
5位 福井県立藤島高等学校(福井)
6位 佐賀県立唐津東高等学校(佐賀)
7位 東大寺学園高等学校(奈良)
8位 島根県立松江北高等学校(島根)
9位 千葉県立東葛飾高等学校(千葉)
10位 久留米大学附設高等学校(福岡)

今回は栄光学園の史上初の連覇という偉業が成し遂げられた回でした。優勝の栄光も準優勝の筑駒も競技科学が強い人たちが多くいたらしく、圧巻かつ納得の勝利と言ったところでしょうか?本当にかっこいいですね!それに加え、岐阜高校や藤島高校といった地方公立かつ非中高一貫校が多く上位にいるという状況も、何気に凄いと(誰目線だよという感じで申し訳ありません!)思っています。

結果発表の後には、スポンサーの企業の方々やOB・OG会の先輩方のブース展示がありました。主にここが最初の生徒間交流の場だったように記憶しています。科学の甲子園に限らず、理系のイベントは女子比率が少ないと心配している女子の皆さんも少なくないのではないでしょうか。実際、女子率は低めです。オール男子チームも少なくありませんし、最大8人のメンバー中女子が1人か2人のところが多いです。ごく稀に3人のチームもいました。体調面に限らずマイノリティ側に立たされる不安というものもあると思います。ただ、大体なんとかなると思います。今回だけかもしれませんが、自然発生的に女子の集まりが形成され、女子同士の交流をすることができました。このようなときにコミュニケーション能力の高い人が中心になって活躍してくれたと思うので、せめてここで感謝の気持ちを伝えたいと思います。

舞台はフェアウェルパーティーに移ります。フェアウェルパーティー。別れの時がすぐ近くという現実を、あまり見たくありませんでした。まだ出会って実質2日で別れのパーティーだなんて……。しかし、これは絶好の交流の機会!ということで沢山の人とお話ししました。2日目の実験競技のときも、自分の出番ではないときに色々な方とお話ししましたが、このパーティーでもその人たちに会ってお話しすることができました。

パーティーは立食形式でした。1日目と2日目は座ってバイキング形式だったので、今日はどうなることやらと少し心配でしたが、ご飯が美味しかったのでよかったです。エビチリに飛びついたのですが、思ったより辛めでしたね。私は甘党です。デザートを取りたかったのに、ご飯を食べていたらいつの間にかなくなっており、悲しかったです。ちなみに1日目と2日目の夕食も美味しかったですよ!私は1日目の鶏肉の照り焼き?蒸し焼き?が好きでした。1日目に全メニュー制覇&カレー2周目をしましたが、全メニュー制覇の無意味さに気づいたので、2日目は「ほぼ」全メニュー制覇に留めておきました。健康は大事なので、もちろん草も食べました。

パーティーの前半はそれぞれ自由に立ち歩いて話す、後半は希望者が出し物をする形式でした。それに加え「名前ビンゴ(?)」というものがあり、出会った人の名前(自チーム以外)をカードに3人書き、ランダムで呼ばれる名前と照合するものでした。ちょうど3人と話していたのでその3人の名前を書きましたが、リーチまで行ったものの当たりませんでした!主な原因はすべて同じ都道府県の人の名前を書いたからだと思います。

話した人はたくさんいるのですが、たくさんいすぎて書ききれない・名前を出してよいのかわからない・あまり書くと身バレしそうなので一部にしておきます。

洛南のとりにく君及び洛南の皆さん。紛うことなき人間五重塔作成チームですね。洛南の皆さんは帝人賞(女子3人以上がいるチームのうち最優秀)を取っています。今更ですがおめでとう!No Name君にも会いました。私がどういう顔をしていいのかわからず真顔でいたら少し怯えた顔をされたので、愛想は大切です。本当に色々な人に会いすぎて、会った人とのエピソードだけでもう一本記事を書けそうです。

パーティーはあまりにも早く終わり、私たちは「もう終わるの!?」という気持ちでした。余韻冷めやらぬ中、送迎バスに乗って少しの寂しさを感じながらホテルに向かったのでした。この日が夜更かししすぎて翌朝死んだ日です。

Day4〜別れの日〜

3時間睡眠で起きた朝。今日ホテルを出て現実を生きなければならないことが憂鬱でした。夢のようと言っても過言でない3日間だったなぁと感慨に浸ってはいましたが、4日目も4日目でイベントがあります!エクスカーション(要するに科学系施設の見学)です!私は██に行きました。楽しかったです!!(投げやり)

さて、楽しかったエクスカーションはあっという間に過ぎ、とうとう帰らなければなりません。帰りのことはあまり覚えていません。自室の布団で早く寝たい気持ちと、まだ現実に晒されたくない気持ちとで複雑でした。そんな気持ちを抱えながら過ぎる景色を眺めるうちに、地元に着いたのでした。

まとめ

私が科甲を心の底から楽しむことができたのは、周囲の支えあってこそのことです。学校の先生方、先輩方、チームメンバー、チームメンバー以外の心強い同級生、科甲で出会った科学好き高校生のみんな、全ての方々に感謝します。

最後に、少しでも科学に興味があるならば、ぜひ「第14回科学の甲子園全国大会」を目指してみてください!

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