【TRPG】キャラとダイスで殴り合い【キルデスビジネス】


デスゲームは好きだろうか。
わたしは邦画デスゲームが好きだ。デスゲームに限らず、騙し合いやサバイバルゲームなど、普段人間が見せない面が見えたり、極限の状態になったらどんな行動に出るのか、というのが見える。だいたいデスゲームというと学生が巻き込まれることが多い気がするが、そのため若手俳優の演技を楽しむ、というのもあるかもしれない。
あとは主催者側は、謎が多く個性的な悪役が多い。
非日常的閉鎖空間の中のみで作られる独特のテンションと雰囲気。「デスゲーム」という設定がまるまる舞台装置のようで、好きなのだと思う。オプションで北野武がついてくるし。

もしも自分がデスゲームに巻き込まれ、さらに中継や配信で見世物にされているという状況に陥ったら、わたしは即座に狙われるタイプの雑魚であることを自負している。武器をもらうなら、特に説明書のいらない手軽なものがいい。

デスゲームといえば、生き残った人間は願いが叶う、みたいなルールがあったりすることもある。特に見世物にされている場合はそうではないだろうか。

まあ、非現実的なデスゲームは、この先一生巻き込まれることはないだろう……。
そう思いたいものだ。みなさん。ご安心ください。

地獄のテレビショーで殺人ショーを行うTRPG、あります。

そんなわけで今回は「リアリティショーRPG キルデスビジネス」を紹介したい。

「キルデスビジネス」通称「キルビジ」は、冒険企画局制作のTRPGだ。贔屓紹介しすぎである。
GMはヘルPとなり、PLを回収人(コレクター)として地獄のテレビショーにスカウトする。
PCたちは、契約期限を迎えた黄金の魂の持ち主の魂回収が目標になる。
もちろんテレビショーなので、視聴率も稼がなければならない。
協力もできるが、ここは地獄。死んでも生き返る。互いのソウルを奪い合いーーつまり、殺し合うことも可能だ。
そしてソウルが最も多いPCが優勝となり、願いを叶えることができる。地獄の娯楽、合法の殺人ショーだ。

わたしは、シリアスなRPも好きなのだが、キルビジになるとなぜか全員狂人になる。
まあ殺人ショーに参加している時点で……みたいなところはあるが、人に限らないのだ。
わたしはPCがカモシカで、優勝してヘラジカになった経験がある。
キルビジでシリアス、見てみたいけれど、どうせならデスゲームにいるやばい奴になりたいという気持ちが強いせいで、「こんなの絶対おかしいよ!」というタイプのキャラを作ることができない。作ったところで、殺人には加担するからサイコパスになるのが目に見えているが。

キルデスビジネスの戦闘は出目の殴り合いが目に見えるので、緊張と興奮が乗りやすい。
これも脳汁が出るゲームだ。かんたんキルビジのシステムもあるので、初心者でも判定がしやすいのも魅力だ。

GMの場合はヘルPという頭が骸骨の司会者兼プロデューサーになるのだが、これもまたRPが楽しい。死なないから、何をされてもいいし。

わたしのキルビジへのシステム演出・脚本のイメージはクドカンなのだが、人によって園子温だったり虚淵だったりするのかもしれない。わたしはクドカンか福田監督。コメディ殺人ショーだ。

……園子温キルビジ、行ってみたすぎる。地獄も地獄だ。死の描写が生々しそう。

TRPGは、その場で作り上げる即興劇のようなところがあるリアリティショーという設定は、その即興感がとてもマッチしていると思う。

ぜひ、あなただけのリアリティショーをつくりあげてみてほしい。

「リアリティショーRPG キルデスビジネス」の情報はこちら🔻

http://www.bouken.jp/pd/kd/

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