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日本に憧れるカナダ人とカナダに憧れる日本人

半年くらいの短い間、しかも1週間に2日間1コマずつだったけど、英会話教室に通っていた。いや、もしかしたら半年もいなかったかも。あの先生たちの大半は1年とか2年とかで国に帰っていく。その中の一人にものすごく日本が好きな先生がいた。おばあちゃんが日本人っていってたかな。好きな曲はいきものがかりの桜。カラオケでも歌ってたな。

先生に年齢を聞くのは規則で禁止されてたけど、私はカナダにいってみたいと思ってたし、向こうも私のことを気にしてくれていて、Facebookで繋がって、そこで初めて年齢を知ったら、同い年だった。一緒に遊びに行きたいって言ってたけど結局時間が合わなくていけなかった。でもお互いやりたいことがあって、それに向かっている同世代として、もっともっと話したかったなぁと思う。

彼女のInstagramをみてると、「日本に戻りたい」「日本が恋しい」というような内容が多かった。そして先日、日本にまた来日することになったと報告していた。一方で私は、「できたら日本で働きたくないな〜」とか思いながら日本の外で住む場所を探している。ネイティブみたいに英語を話して、英語圏に住みたいわたし。ネイティブみたいに日本語を話して日本に住みたい彼女。私が彼女だったら。彼女が私だったら。そんなありえないことを考えながら、自分の生まれた場所が好きでずっとそこにいたいと思えて実際に住む権利も働く場所もあるって、すごく幸せだなぁと思った。

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