シェフィールド日誌(5) 8/7 3日目

この日のおおまかな予定

8:45 組み分けテスト@Hicks Building
11:00 生徒登録&学生証交付
16:00 ガイダンス

初登校

 前日にメールで「8時45分にHicks Buildingという建物へ来てください。組み分け試験をします」と伝えられたので、フラットの人たちと向かう。緩い坂道を登って徒歩15分ほど。そこそこいい運動だが、朝の気温は20℃ないくらいなので暑くてしんどいということはなかった。
 私たちのSheffield到着時には日本だけでも東大以外に名古屋大、千葉大、明大、中大、大阪公立大、APUなど多くの大学の学生が滞在しており、当然他国からの留学生もいる。私たちも彼らに混ざるにあたり、適正なレベルの授業を受けるため最初にレベル分け試験を受ける。試験の存在以上の詳しいことは何も伝えられていなかった。
 Hicks Buildingに到着すると”Are you students from TODAI?”と尋ねられ、コンピュータルームに通された。こちらでの私たちの呼称は”University of Tokyo"とかではなく”TODAI(現地人が読むとトダイ)”らしい。
 試験はコンピュータ上でのマークシート式のリーディングとリスニング。難易度は英検なら準1級よりも難しい気がした。ふつうに難しい。ただ、そこまでの正答率で次の問題の難易度が変わるという優れものの試験なので、人それぞれ全然違う問題を解いたようだった。自分はスピーキング力を測るような試験を想定していたので、そういう意味では拍子抜けだった。

インスって何…?

 9時半ごろから1時間弱試験を受けた後、Hicks Buildingから徒歩2分ほどのStudent Union(つまり生協)で生徒登録をした。召集時間(組み分け試験後に伝えられる)はバラバラで、私は11時に召集された。30分ほど生協内のカフェで時間潰し。東京でやり残した大学の課題と格闘。先輩はブルーベリージャムが挟まったケーキ(写真奥)を食べていた。手のひらほどの大きさがあり結構お腹いっぱいになったそう。

イギリスの抹茶ラテを試す。いい意味で日本のそれと変わらない味。
広い窓の外は芝生。明るいし内装もいい感じ。

 生徒登録の列に並んでいると、中国人の学生に話しかけられた。内モンゴル出身らしい。日本のパスポートの表紙が気に入ったらしく”so cool!”とめちゃくちゃ褒めてくれた。"Do you have Ins?"と尋ねられる。たぶんInstagramのことだろうなと思って”You mean Instagram?”と尋ねると「違う。インスだ。」と言ってアプリを見せてくる。Instagramだった。そういうわけでインスを交換したが、そこで彼の順番が来たので会話は終わってしまった。もう少し話したかったな…
 ちなみに彼のインスは全然更新されないのでその後どうしているのかわからないのが残念。
 半年ほど前にネパールに行った友人が「ネパールではInstagramのことをGramと言う」と言っていた。日本では「インスタ」が一般的だし、そこの呼称は国によって全然違うのかも。

ロストバゲージ届く

 この日の午後、寮にバゲージが届いた。週末を挟んだので3日かかったけどとりあえず無事に届いた。持ち手のところに日本語混じりのメモが括りつけられていた。空港で対応してくれた日本好きの職員の方からのよう。書いてあること自体は業務連絡だが頑張って日本語を混ぜてくれた感があってちょっと微笑ましい。

自炊生活初日

 夕飯はフラットの皆と自炊。と言っても、うちのフラットには料理がめちゃくちゃ上手い先輩が居て、なんと1ヶ月間調理工程をほぼやってくださった。ゆえに1ヶ月間、私たちの仕事は野菜の皮をむいて切ること、洗い物をすることくらいだった…。(もし読んでくれているなら本当にお世話になりましたと伝えたい)
 この日の献立は親子丼(!)とサラダ、揚げナスの煮浸し。まさかイギリスでこんな正統派の日本食を食べられると思っていなかったので幸せ。

白米も手に入る。小さめの鍋で炊いていた。

 ちなみに醤油は現地のスーパーでも手に入るし、かなりの数の中国系の食品店があるので、ダシ等もそこで手に入る。食品入手事情はこのブログの別の回で詳しく触れたい。

 自炊初回ということもあって時間はかかり、片付けまで終えると21時近かった。外も暗くなってきたので、この日はもう休むことにした。
 次回に続きます。読んでくれてありがとうございましたm(_ _)m

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