シェフィールド日誌(2) 8/5 1日目

空港から寮へ

 シェフィールド大学がマンチェスター空港まで送迎バスを出してくれた。当初は16:00に1便のみの予定だったが、事前に私たちが提出したフライト情報を参照して直前に11:30と15:30の2便に増発してくれた。私は10:00に到着し、ロストバゲージはあったものの11:30の便に乗れた。寮までは1時間半弱。初めて見るイギリスの風景に釘付けであっという間に感じた。
 道中はほぼ田園風景で、イギリスと聞いてぱっとイメージするようなのどかな感じの牧場や畑が続く。日本はどの風景にも背景に高い山があるけど、この地域はどこまでもなだらかな丘なのが新鮮。

人より牛が多いは本当

 寮に着くと全員レセプションに通され、カードタイプのルームキーを渡された。レセプションがある棟はカトリックの教会を改修したらしく、外観はすごく趣があるけど内装はきれいにリフォームされている。

部屋

 4畳半くらいの広さ。寝具とバスタオル1枚は寮の申し込みとは別に自分で申請が必要。シャワールーム(ガラス戸でトイレとは仕切られている)・トイレ付き。コンセントも複数ある。1人暮らしには十分な広さだし、どこも清潔なので快適。

自分の部屋

 空調はどうなっているのか分からないが、この地域の夏は日中は20℃くらいで朝晩も10℃は切らないので問題なく過ごせる。シャワーカーテンは要らないが、ドライヤーはないので持ってきてよかった。ランドリーを使うために洗濯ネット(フラットメイト等と洗濯機をシェアすることが多いので)と洗剤も要るし、乾燥機はあるけどそこまで乾かないのでハンガーも必要。この3点は持ってくるのを忘れたが、洗剤は近くのスーパーで普通に買えるし、洗濯ネットはフラットメイトの余分を借りている。ハンガーがないのは少し不便だが、棚にかけたりドライヤーで乾かしたりでなんとかなっているし、郊外のモール(寮から徒歩とトラムで30分ほど)で探せば多分ある。

フラット

 個室10部屋と共用キッチンで1つのフラットが構成されている。私のフラットの10人は性別こそバラバラだが全員東大生。東大生がいる他のフラットについても他大や他国籍の人がいるという話は聞かないので、東大生は東大生で固められてるっぽい。キッチンの道具(フライパンや鍋や包丁)も寮の申し込みとは別に個人で事前に申請が必要。

寮到着後

 13時半ごろ寮に着いたものの、寮では食事が一切出ないのでロストバゲージ組で昼ご飯を食べにシェフィールドの街へ。イギリス!という感じの街並みに一同興奮しつつしばらく散策。

シェフィールドの街並み

 正直イギリス料理というのが思いつかなかったし、中華料理を試してみることに。水餃子と五目炒飯、甘辛い餡がかかった牛肉料理の3つを注文してシェア。飲み物も合わせて3人で49ポンド(約9300円)。どれも美味しかったが早速物価の高さを実感し、週末以外は自炊しようと決意。

 ロストバゲージのせいで明日以降の服がないので近くのH&Mで当座の服や下着を買い、今後の買い出しに使えそうなスーパーを物色した。

イギリスのパブへ

 私は日本で未成年なのでお酒は飲まないし飲めないのだけれど、イギリスでは18歳から飲酒が合法なのでパブに入ることは普通にできる。この日は先輩たちについてシェフィールドのいい感じのパブへ。コーラを片手に雰囲気だけ体験してきた。老若男女でごった返していて音楽も話し声も賑やかだった。たまにスリもあると聞いていたので少し怖かったが楽しかった。


 帰寮後ロストバゲージ組でレセプションに集合し、次の日(日曜日)の計画を会議。レセプションデスクには24時間スタッフがいるので色々聞いてみると、日曜日には遠出はお勧めできないと言われる。イギリス人は日曜日には全然働かないので、交通機関は減便するし観光地も早くに営業を終えてしまうのだそう。結局、朝に中心街のcathedralで礼拝に参加してみること(留学中に1度は行こうと思っていた)、午後からはシェフィールドの街を散策することを決めて解散した。

 それでは今回はこのあたりで。読んでくれてありがとうございました。

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