ハペーと浄霊
今日はアマゾンの伝統文化である「ハペー」について書こうと思います。(綴りはRapéと書くのでNGワードに引っかかったりするかもしれませんが、決して婦女暴行のことではありません)
ハペーは鼻で吸うタイプの嗅ぎタバコです。粉末状で、火は使わず、この記事のトップ画像のようにアプリカドールというストロー器具を使って誰かに吹き付けてもらいます。または下の画像のようにクリップというV字型のストロー器具を使って自分で吸います。
ハペーはブラジルでは普通にタバコ屋で売られている、割とポピュラーな嗜好品です。値段も千円程度で、1日2~3回吸う程度なら1か月ぐらいは持つので普通のタバコより全然安いです。吸う人は大抵何種類も色んなフレイバーのものを持っています。
ちなみに日本でも割と簡単にネットで手に入るようです。スニッフするのでコカインのような違法薬物ではないかと誤解されがちですが、日本でも合法です。(現在の日本ではDMTがグレーゾーンなので、高濃度でDMTが含まれているYopoのようなハペーを日本で吸うのはおすすめしません)
普通の人はハペーをやると脳にガッと刺激が来る感じで、慣れると爽快で病みつきになると言います。Youtubeでもたくさん動画が出ているので興味がある人は観てみて下さい。アヤワスカ界隈の僕の友達は大抵「ハペーは美味しい」と言って毎日何度も吸っています。
ところが一年前に僕がハペーを初体験した時は、好転反応が強く出てしまって大変なことになりました。とにかくものすごい目まい・吐き気・発汗・寒気で、体がしびれて震え、魂が体から抜ける感じがしました。ほぼ臨死体験でした。
決して大げさではなく、本気で死ぬかと思って、その時僕にハペーを勧めた見ず知らずのブラジル人たちにポルトガル語と英語と日本語が混じったわけのわからない言葉で必死に遺言を残そうとしたのを今でもよく思い出します。その頃はまだメシア宣言をする前で、noteも始める前だったので、まだ誰にも創造主からの言葉を伝えてはいなかったのです。(今でも100分の1も伝えられていないのですが)
ただそんなに強烈な反応が起きる人は相当稀らしいです。というか僕以外でそこまでになる人はまだ見たことも聞いたこともありません。
あるシャーマンによると、ハペーには脳(松果体)を直接刺激して第三の目を開く効果があるとのことです。インディオはこれを魔除けとしても使っていて、ジャングルに入る前にハペーをやると蛇に噛まれないと言っていました。
ハペーはアヤワスカの儀式でもセットみたいな感じで付き物になっています。ハペーはアヤワスカの意識拡張効果を高めるからです。ただ僕は何度トライしても猛烈な頭痛と吐き気に襲われて本当に辛いんです。同じアヤワスカのファミリーの連中はこの僕の辛さがわからないから、毎回ボロボロ涙を流しながらのたうち回って苦しむ僕を見てゲラゲラ笑うのがもはやお約束と化しています。
そして何度かその地獄の苦しみを乗り越え、最近ようやくいくつかの種類のハペーだけはそこまでキツい反応が出ないことに気づきました(特にミントなどのハペーが好きです)。そしてようやくハペーにどんな効果があるのか実感として知ることができました。確かにハペーには浄霊効果があります。
僕は宗教的な目覚めがあって宗教修行を始めた直後にハッキリと霊が見えるようになりました。以前は霊的な出来事を全部気のせいだと思っていて、自分に霊感があるなんて全く思っていなかったのですが。
そして僕に見える霊はそれまで何となく霊と聞いて僕が思い浮かべていたイメージとはかなり違うものでした。そもそも人は霊の集合体なんです。人間は一つの意思で自分をコントロールできていると思い込んでいますが、それは幻想なのです。僕らの細胞の一つ一つ、恐らく素粒子の一つ一つにまで霊が宿っていて、それらはそれぞれ意思を持っているのです。だけど我々は自分が様々な霊にコントロールされているということに気づきもしないんです。霊たちがやったことを全部「自分がやった」と考えるように自意識というものを与えられているからです。僕らは本当に絶妙にデザインされているんです。
記憶喪失の人が生活自体は普通にできるのは、失われているのが記憶ではなく自我の方だからです。逆に多重人格障害はたくさんの自我が作り出されることで起きる障害です。脳は自我を作っているのであり、意思を作っているわけではないのです。意思は霊的なものであって物質的ではありません。そうでなければ人間の細胞よりもずっと小さく脳を持たないウイルスがあんなに意思を持って動けるわけがないのです。霊的な意思が物質に宿っているからできることなんです。
僕は生きている人の魂と死んでいる人の魂にそれほどの差がないことに気付きました。人は無数の霊の集合体であり、僕らはこの世界の万物に宿る霊を吸ったり吐いたりしているんです。人に会えばその人に宿っている霊が(波動が合えば)入り込んできます。(創造主が言った「この世界の全員を例外なく救いなさい」という言葉が、すべての霊魂を含めてという意味だと気づいた時、その途方もなさに愕然としました)
だから常に霊的な穢れを浄め、魂で無数の霊をコントロールしないと、僕らは悪い霊に意思も人生も操られてしまうんです。カルマとはつまり悪霊のなせる業であって、自分の直接的な過去世の罪を背負っているわけではないのです。そもそもすべての存在が本当は一つであり、自我なんていうもの自体が幻想に過ぎないんです。自分=他人=世界すべてひとつなぎなのです。だからもしあなたが救われたいと思うなら、あなたの認識世界の全ての悪霊がすべて浄霊されるよう救いの連鎖を起していく以外にないんです。
霊の解説は長くなるので別な機会に詳しく述べますが、せっかく自分が主役の人生を手に入れたのに、悪霊に人生を振り回されて悪役に陥りたくないのであれば、やるべきことは以下のことです。
①創造主・すべての存在のために祈る ②瞑想して精神を統一する ③常に身を清め心身を清潔に保つ ④自分の居る環境を常に清掃して綺麗にする(特にトイレ掃除は大事) ⑤隣人を例外なく愛し、人に求められたら見返りを求めずに奉仕する ⑥あらゆることが自分の成長のために神の愛で与えられたことだと感謝する
僕はハペーには悪霊を浄霊する効果があるのを実感として知りました。ハペーを吸った瞬間に無数の悪霊が消えていくのが見えるんです(青く粘り気のある無数の光が蒸発するように自分から去って行く感じ)。だから死ぬほど苦しくて何の快感もないのに僕は毎日ハペーをやっているのです。
悪霊はカルマそのものであり、人を不運に導びこうとします。だから悪霊を浄霊すると不運に見舞われにくくなるのです。インディオがジャングルに入る前にハペーをやることで蛇に噛まれなくなるというのはそういうことなのだとわかりました。
アヤワスカとセットになっているサナンガやカンボなども基本的には同じです。浄霊のためのものなんです。これらの伝統を受け継いできたインディオたちを僕は心から尊敬しています。そして僕がメシア使命を遂行する上で世界最高のシャーマンになることは必要不可欠なことだと感じています。
最近はJiboia Sagradaっていう宗教施設でよくこのハペー造りを手伝ったりしているのですが、全行程が手作業で、めっちゃくちゃ手間がかかります。最初に巻きたばこを一枚一枚葉っぱの状態にほどく作業があるのですが、これがもう気が遠くなるような作業なのです、そこから乾燥させて、挽いて粉にして、フレイバーの粉と混ぜるのです。これを経験すると、ハペーを吸う時に本当に心から感謝の気持ちが湧いてきます。
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