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Vol.3 -やり場のない憤り-

>>>Vol.2より続く

【2016/11/26記-Facebookの未公開グループに投稿】

あれから四半世紀以上の歳月が流れましたが、

「この十字架を背負って生きてゆく」

そんな覚悟をした私だけではなく、実妹やその子供たちにとっては今もなお、その事実が重くのしかかっています。

-写真- 妻と過ごした最期の秋がまた巡りきて…

そして、先月のこと。(※2016年10月)

皆様もご存じのように、昨年、東京大学を出て電通に入社し、クリスマスの夜に社員寮から飛び降り自殺した女性新入社員の勤務実態などが報道で明らかになりました。

労働基準監督署から過労死と認定された彼女はツイッターにその勤務実態を書き込んでいました。

【ツイッター、退職時に訴訟するための証拠として使ってるまである。ー 2015/11/5】

【大学 1 年生の時の元彼が髪の毛を乾かしてくれたあのきらめくような瞬間を、何時までも胸に刻んで明日も残業をしよう。ー 2015/12/12】

【人生が辛すぎるので、高校の時の彼氏を夢にだすために明晰夢の練習をしています。ー
2015/12/13】

【死にたいと思いながらこんなにストレスフルな毎日を乗り越えた先に何が残るんだろうか。ー 2015/12/16】

【1 日 20 時間とか会社にいるともはや何のために生きてるのか分からなくなって笑けてくるな。ー 2015/12/17】

我が国の最高学府・東京大学を卒業し、大手広告代理店に就職する。そんな人も羨むキャリアを送りはじめたばかりの彼女が、なぜわずか 9 ヵ月後に自らその命を絶たなければならないほどに追い詰められてしまったのか…

その記事を目にし、あまりにも痛ましく切ない彼女の思いに涙するしかなかった私は、やり場のない憤りとともに、まだ 14 歳だった頃に考えていたあることを思い出していました。

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「いのち(おだまき)」

いのちが一番大切だと思っていたころ
生きるのが苦しかった

いのちより大切なものが
あると知った日
生きているのが
嬉しかった

Vol.4に続く>>>

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