書評:スティーヴン・ホーキング『ホーキング、宇宙を語る-ビッグバンからブラックホールまで』

理論と認識の狭間としての宇宙論

今は亡き「車椅子の天才科学者」スティーヴン・ホーキングが、初心者向けに当時の宇宙論の最先端を紹介した著作である。

この手のホーキングの著作の中でも比較的初期のものではなかっただろうか。とはいえ、初心者、特に物理学の用語すら全く知らない私のようなものにはかなり難解だったように記憶している。

大学1年の時に読んだが(もう20年以上前かぁ)、ほとんど理解できなかった。辛うじて、恒星の青方偏移により宇宙が拡大していることがわかる、というような内容が記憶に残っている程度である。

私は元来、形而下の世界よりも形而上の世界に対しより興味を覚える傾向があるのだが、私の理解では、宇宙論は物象の認識と理論的考察の狭間に位置する極めて二面的な領域である。

むしろ、認識と理論の接合点に位置する学問であると思っている。残念ながら現在に至っても私はこの領域において羽を広げる能力を身につけていないが、これからでも貪欲にチャレンジしたいものである。

読了難易度:★★★☆☆
初心者向け度:★★★☆☆
意外と難しい度:★★★★☆
トータルオススメ度:★★★☆☆

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