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【活動・近況】エフエムしばた放送番組審議委員

2016年度から、大学のある新潟県新発田市のコミュニティFM、エフエムしばたの放送番組審議委員、正確には委員長をつとめています。

ネット寄りの仕事・生活をしていて、ラジオのことを考える機会はあまりなかった自分ですが、この数年間で、コミュニティFMについていろいろ勉強する機会をいただきました。調べてみると、コミュニティFMをテーマに研究している研究者は多いんですよね。1990年代に始まって30年近く経ち、ある程度の蓄積もあります。30年でラジオをめぐる環境は大きく変わりましたが、ネットに比べると、ラジオ番組それ自体の役割はあまり変わらないかもしれないですね。

審議委員の皆さんは当然地元の方が多く、「よそ者」枠は私と新潟日報新発田支局(現在は新発田総局)の方の2人。委員の皆さんや局の皆さんとの意見交換の中で、同時にエフエムしばたが地域でどんな役割を果たそうとしているのか、その可能性はどうなのか、いろいろと考える機会となっています(番組に対する厳しい意見は当然あります)。

とはいえ、学生と話していると、ラジオの必要性や存在意義についての真剣な議論が虚しく響くほど、若い世代の視界からラジオは消えています。ネットでの音声配信の傾向なども学ぶ必要もあるでしょう。その一方で、短期的な視点に偏って、「本質」を見失わないことも大事なのかもしれません。審議会は放送された番組を審議する場所ですが、その中で、ラジオ局の未来を見定める話もしていきたいと思っています。

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