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「新潟を調べて伝える」

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学生たちが、新潟を伝える記事を書いてみました。 背景画像:Sengoku40 CC 表示-継承 3.0
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2018年7月の記事一覧

山本五十六という男

山本五十六という男

はじめに
歴史を知るということは、未来を今一度考えるきっかけを与えてくれる。長岡市出身でかつて連合艦隊司令長官を務めた山本五十六は若い頃から国際的な広い視野を持ち、日本の未来について考えた1人だと我々は思う。今回我々はの山本五十六記念館に足を運び、そこで彼の生涯について知り、長岡人が思う山本五十六像をさぐった。

山本五十六の生涯について
〜幼少期〜
長岡藩の儒学者、高野家の六男として生ま

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村上大祭の歴史

村上大祭の歴史

村上大祭は伝統のある行事である。その長い歴史を誇るこのお祭りはおしゃぎりと呼ばれる屋台が街を練り歩く。その長い歴史の中で、どのような形で現在に至った歴史に迫った。

1.村上大祭の起源

村上大祭の起源は1633年旧暦6月7日に、西奈彌羽黒神社が完成して、その遷宮祭行ったことが始まりと言われている。その後、羽黒神社例大祭として毎年6月6日、7日に行われて来た。明治以降は、それまでの太陽陰暦

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ヤスダヨーグルトの歴史と魅力

1.調査の背景と目的
阿賀野市保田。
 新潟を代表するヨーグルト製品「ヤスダヨーグルト」は、この町で生まれました。保田はどのようにして、酪農の町となり、牛乳の安定的供給地となったのでしょうか。ヤスダヨーグルトが生まれるまでの保田の歴史と物語を追いました。
2.取材内容
2-1保田が酪農の町となった歴史
 賀野市保田が酪農発祥の地といわれるのは、明治31年(1898年)からである。旗野美乃里(はたの

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駄菓子屋C57

駄菓子屋C57

新潟市秋葉区内に位置し、JR新津駅から徒歩5分の場所にある「駄菓子屋C57」
今回は、珍しい名前の駄菓子屋に足を運んできました。ε=(ノ・∀・)ツ

さっそく入店してみましょう!
この日は亀田の保育園児たちが買い物体験ということで店内はとても混雑していました(^^;

保育園児たちの買い物が終わるまで店内をみてまわっていましたが、懐かしい駄菓子が数多くおいてあり懐かしい気持ちになりました。ちなみに

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亀貝の発展を通じて

亀貝の発展を通じて

・はじめに
 誰もが当たり前のように過ごしている街並みには知られざる背景があるものだ。にぎやかな飲食店街、便利なホームセンターに、おしゃれなアパレルショップが並ぶ亀貝もまた例外ではないのである。私たちが今回亀貝に焦点を当てたのは、亀貝がまだ田んぼだったころを知っているからである。自身の人生の中で生まれ発展していく亀貝を肌で感じ見て育ったと言っても過言ではないのだ。
 亀貝の発展について情報を探るた

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せんべい王国について

記事の狙いと背景

新潟せんべい王国は、平成14年(2002年)の4月6日にオープンしました。
新潟県は全国1位の米菓生産地で全国の年間生産量の50%を超える程で、まさにせんべいの王国と言えます。
しかし県内には、米菓産業の発展の歴史や、せんべいについて学べる施設がありませんでした。
そこで、米菓の歴史はもちろん「おせんべいとあられ」の違いやおせんべいが作られるまでを分かりやすく理解して、もっとお

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新潟の観光業界における『新潟ふるさと村』の特異性

新潟の観光業界における『新潟ふるさと村』の特異性

記事の狙いとその背景新潟市西区に1991年にオープンした観光施設、新潟ふるさと村。新潟市の歴史や文化を知ることができるスペースがあり、新潟の食や土産など、『新潟』が詰まっている施設である。
施設のテーマは『ふるさと新潟再発見』で、県外からのお客様はもちろん、県内にお住いのお客様にも新潟を再発見してもらえるような『新潟』を取り揃えている。
しかし、県内外の方に新潟をよく知ることができるところを聞くと

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新潟が誇る隠れた特産物

新潟が誇る隠れた特産物

みなさん新潟といえば何を想像しますか?お米だったりお酒を想像しますよねー!
でもまだ新潟にはすごいものがあるんです。それは・・・くろさき茶豆です!!!
くろさき茶豆とは、新潟県新潟市西区の黒埼地区および坂井輪地区の一部を生産地とする枝豆のことなんです。「くろさき茶豆」は新潟の隠れた?特産物です。新潟の隠れ特産物である「枝豆」、しかも、その「枝豆」でもトップの人気を誇る「くろさき茶豆」を紹介します。

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諏訪田製品の歴史と他社との比較

1.調査の背景と目的
新潟県三条市にある諏訪田製作所では世界トップクラスの金属加工技術を使った製品が作られている。
爪切り、盆栽・園芸用鋏、ダマスカスコレクション、アルステッキなど様々な製品がある中で私達は、爪切りに注目し、完成までの歴史に迫る。
諏訪田製作所の爪切りは一般的な爪切りの値段(100~1000円)と比べると高価(4000~64800円)である。しかし、購買層は老若男女問わず、自分

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伊藤五郎左衛門と川の立体交差

伊藤五郎左衛門と川の立体交差



新潟市西区内野に川が2本、新川と西川がある。
この町では、2本の川が立体交差している。

越後平野に暮らす人々と2つの川の関わりはどんなものであったのか。
内野の人々と川とを追っていくと、伊藤五郎左衛門という人物にたどりつく。
内野の功労者といわれる伊藤は、何を成し遂げたのか。

内野生まれ内野育ちの学生が、伊藤の働きから、内野の歴史、越後平野の歴史に迫った。

1、新川誕生までの流れ新潟

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新潟県燕市の技術 「鎚起銅器」

新潟県燕市の技術 「鎚起銅器」

新潟県燕市には、古くから存在する伝統工芸品
「鎚起銅器」が存在する。この鎚起銅器を作る工場の一つに玉川堂があり、200年の歴史を持つ老舗である。私たちは今回、玉川堂に実際に伺い鎚起銅器の歴史、工程、特徴を調査した。

鎚起銅器の起源江戸時代後期、仙台の渡り職人、藤七という人物が燕に鎚起銅器の製法を伝え、弊堂の祖、玉川覚兵衛によって受け継がれた。燕の近郊、弥彦山から優良な銅が産出されたこともあり、鍋

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漁港と生きる新潟人。

漁港と生きる新潟人。

日本海に恵まれ、635.6㎞という広大な海岸線を持つ新潟県。ここには多くの漁港が存在し、人々は漁港で生計を立てるとともに、多くの釣り好き、多くの漁港好きをうならせてきた。

今回は、「漁港」と「釣り」という2つをキーワードにし「いい漁港」「釣れる漁港」を探し、漁港からみえる絶景や釣れる漁港の穴場スポットに突撃取材を試みる。

さらに、近年釣れる魚種の変化や気候変動から、新潟の海の現在か

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加茂産コシヒカリについて

加茂産コシヒカリについて

まずこのテーマを選んだ理由として新潟には魚沼産のコシヒカリというとても有名なお米がありますが、それ以外にも地域に根付いた美味しいお米があるのではないかと思い調べていたところ、私のバイト先で加茂産のコシヒカリを使っていることに気がつきこの記事を書こうと思いました。

始めに数多く流通しているコシヒカリについてです。コシヒカリBLは、コシがヒカリに「いもち病」に強い性質だけをプラスしたお米であり、従来

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