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失敗と成長を共に歩む #私とランサーズ

秋好さん、ランサーズのみなさん、上場おめでとうございます!

現在は、学校教育のICT活用を支援するClassi株式会社でエンジニアリングマネージャーとして、プロダクト開発、エンジニア採用、組織開発などに携わっている永田です。

ランサーズには、オフィスが鎌倉から渋谷に移転したタイミングの2013年6月から5年4ヶ月在籍しましたので、12/16の上場セレモニーは感慨深い思いで見学していました。上場を祝うランサーズ卒業生たちがエモいブログを書いてリレーするアルムナイ企画があることを知り、正直最初は書く覚悟がなかったのですが、ランサーズファミリーのみんなと会って話をしているうちに自然と自分も書きたいと思うようになっていました。

▼バックナンバーはこちら
・01やましゅー「ベンチャー、ランサーズ、僕
・02みのぐち「嵐の中を突き進む力
・03さかえだ「「戦友」という存在を得た場所
・04ザック「RUNサーズ
・05ぬまぬー「人生を切り開く言霊 〜上司にもらった本気の言葉〜
・06よしの「株式会社リートだった、ランサーズの「あの頃」
・07とがし「誰もが新しい働き方を創る同志だった
・08あおき「新卒がスタートアップで学んだこと

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5年間のエピソードはありすぎるので、そのうち印象的ないくつかをお話したいと思います。

スピード!

1つ目はランサーズに入社する前の話です。当時私は、初めての転職活動で、エージェントに紹介された1社にランサーズがあり、鎌倉の小町通りにあったオフィスに面接に行きました。そのときはなぜ鎌倉にオフィスがあるのか本当に意味がわからなくて、渋谷に移転することが決まっていなかったら応募もしなかっただろうと小町通りの修学旅行生をかき分けながら思った記憶があります。

一次面接でランサーズの話を聞いて、自分でもよくわからないぐらいテンションが上がってワクワクしたことを覚えています。同じ週の金曜にあった二次面接でも同様で、かなり意向が上がっていました。一方で、その時点で二社から内定をいただいており、翌週の月曜午前中までに内定承諾期限が切られている状況でもありました。

ランサーズの選考ステップとしては、秋好さんとの最終面接とオファーが残っており、それを月曜の朝一までにやり切る必要がありましたが、そこで取った選択肢はなんと、土曜に最終面接を実施するという判断でした。しかも恵比寿のカフェで。自分の常識を超える判断力とそこまでやっていただけることに感謝しました。当日は、事前に指定されていたカフェが混んでいて、急遽近くのホテルのラウンジに変更になるというプチトラブルもありましたが、その恵比寿のホテルの前を通ると今でも当時のことを思い出します。月曜の朝一にオファーをいただき、ほぼ即決で内定承諾しました。

一次→二次→最終→オファー→内定承諾が1週間で決まるという意思決定のスピードがランサーズらしさを体感した最初だったと思います。自分自身が採用に関わるようになってからも、この観点はすごく大切にしています。

ポジティブ思考

今でこそ、PHPカンファレンスやCakeFestなどのスポンサーや登壇で見ないことはないランサーズですが、過去に、CakePHPからRailsにリプレイスするプロジェクトが立ち上がったことがあり、そのリーダーを担当していたのが私でした。

協力会社の方に手伝っていただきながら、模造紙が埋め尽くされるぐらいのユーザーストーリーを書き出し、見積もりを出した結果は2年。当時の状況もあり、リプレイスは断念せざるを得ませんでした。リーダーという立場でありながら、立ち上げたばかりのプロジェクトを止めるという決定に対して何もできず、協力会社の方やジョインしたばかりのメンバーへの申し訳なさでいっぱいでした。

プロジェクトの失敗を経験し、わかりやすく落ち込んでいましたが、「これを乗り越えたらめっちゃ成長するじゃないですか」というSとしさんのコトバにハッとさせられました。チャレンジすれば失敗することもある。今回の決定も、それが早めにわかったのはむしろ良いことであるとポジティブ思考で割り切って考えらるようになりました。その後、このリプレイスプロジェクトチームはピボットし、DevOpsチームとしてデプロイシステムなど開発基盤を整える役割を担いました。そのときに構築したデプロイシステムはもうありませんが、現在のランサーズのデプロイシステムの前身として架け橋になってくれたのではないかと思っています。また、リプレイスを断念した後、小さく早く移行する方針で、順調にPHP/CakePHPのバージョンアップが進んでいるのを見るたびに、K澤さんをはじめとした方々に感謝の気持ちでいっぱいになります。

自分ごと化

社外のエンジニアを招いて勉強会を開催するという企画がありました。週末に、登壇+ハッカソン形式でやる「週末ランサーズ」とランチの時間に登壇+ディスカッションでやる「Lunchers」です。「週末ランサーズ」はエンジニアから始まった企画ではなかったので、最初はあまり乗り気ではなかったのですが、U田さんの巻き込み力がハンパないので、いつの間にか自分も企画や運営を手伝うようになっていました。このときの経験が活きて、数年後にK庭さんと企画した「Lunchers」は、自分ごと化してエンジニア主導でエンジニアを巻き込んでできたんじゃないかなと思います。この2つの企画で出会ったエンジニアの中には今でもお世話になっている方も多いです。これも縁だと思いますが、現職のClassiでCTOをしている @sasata299 との最初の出会いは週末ランサーズでした。

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ランサー第1主義

「何のために働くのか?」を考えたときに、ランサーズは本当にランサーさんとの距離が近く、ユーザさんに価値を届けるためにプロダクト開発するという意識が持てていました。Lancer of the Yearや社員さすらいワーク制度など、この方たちのために働いているんだということを再認識できる場があったのも大きかったです。ランサーさんに会うたびにパワーをもらっていました。

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誠実

採用やオンボーディングに関わる機会も多かったです。今でもランサーズで活躍している仲間の採用など良かったことも多いですが、失敗の連続で多くを学びました。ときにはメンバーに対して感情的になったりもしました。そのときの自分の良くない行いに対して助言してくれる仲間がいたのはものすごくありがたかったです。ただ、当時の自分は、その助言を完全に素直な気持ちで受け入れることはできていなかったように思います。ちゃんとやっているんだから自分の責任ではないとどこかで思っていた。そのとき変われなかった自分を、今、受け入れることができているのは、誠実な仲間がいたからこそだと思っています。

チャレンジ

新卒エンジニアの採用やオンボーディングを担当していたときに、教育を意識することがたびたびありました。社会人になってエンジニアリングを学び始めて成長できる人もいれば、伸びきれない人もいる。それをどうしたら解決できるかと考えたときに、学校教育をもっと良くしたい、そして日本の若手エンジニアの価値をもっと高めたいと思うようになりました。ランサーズも秋好さんも良い意味で変化している。自分もUnlearningしないといけない。と思い、卒業して次にチャンレンジすることに決めました。

さいごに

ランサーズでは、多くの成功体験以上に、多くの失敗を経験させてもらいました。その1つ1つがあったからこそ今の自分の成長につながっているのは疑いようがありません。いつかまたどんな形になるかわからないですが、ランサーズのみなさんと一緒に働きたいと思っています。

この文章を書いていると、ランサーズの新旧バリューが次々と出てきました。ランサーズの1人1人がそのときのバリューを体現しているということだなと思います。ということで、最後は私が一番好きなバリューで締めくくりたいと思います。

これからも、チーム・ランサーズの一員として共に歩んでいき、ランサーズを超える最高のチームをつくっていけるよう邁進しています!

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2019.12.25 ランサーズ卒業生 永田真也

#私とランサーズ #卒業生リレー #卒業生がつなぐ

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