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実はLANケーブルの型を心配する必要はありませんでした:Auto MDI/MDI-X

こんにちは!有線LANの標準規格「イーサネット」について連続記事でご紹介しておいります!

前回は、ツイストペアケーブルの「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」の違いについてご紹介しました。通例、DTE(PCなど)とDCE(スイッチなど)はストレートケーブルで接続され、DTE同士、DCE同士は、クロスケーブルで結ばれるのでした。

さて、今回は、さらに「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」について深堀りしましょう!どちらのケーブルかを機器側で自動で判別して通信可能にしてくれる機能があるのです。便利そうですね!

気になる方は、早速続きを見てみましょう!

ストレートとクロスの違いは分かりにくい!

ストレートケーブル」と「クロスケーブル」の違いは、両方のコネクタの対応関係がそのままか、交差しているかにあります。

しかし、いずれもコネクタはRJ45です。ポート側にも「これはMDI-Xだよ!」だなんて書いてありません。

このため、間違ったケーブルを選んで接続すると、「あれ、通信できないぞ?」と頭を抱えることになります。

こんなトラブルに振り回されたくないですよね?なにかよい解決策はないものでしょうか?

自動でケーブルを識別?

はい、あります!

接続機器が自動的にケーブルのタイプ(ストレートかクロスか)を検出し、適切に通信できるようにする機能です。

これを「Auto MDI/MDI-X」と言います。この機能により、接続先のポートタイプ(MDIかMDI-Xか)や、ケーブルがストレートかクロスかを気にしないで、機器を接続できます。

最近では、多くのスイッチやルータがAutoMDI/MDI-Xをサポートしています。

ですから、実際に「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」の選択により接続トラブルが発生することは多くないでしょう。技術の進歩ですね!

はい、本日はここまで!本日は、ケーブルのタイプ(ストレートとクロス)を自動で識別し、ポート側で調整する機能Auto MDI/MDI-Xについてご紹介しました。

次回は、ツイストペアケーブルのシールド処理のお話しです。ツイストペアケーブルがなかなか終わりませんねw。もう少しお付き合いください!

では!


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