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【Wi-Fiの仕組み】アクセスポイトから発信されるビーコン、その驚きの中身とは?

はい、こんにちは。前回記事からの続きです。サイバーセキュリティにおいて重要なテーマの一つである「無線LAN」の仕組みについてシリーズ記事でご紹介します。

前回は、BSSIDとESSIDの名称の付け方について学びました。BSSIDは、基本的にMACアドレスそのもの、48ビットの2進数でしたね。

そして今回は、アクセスポイントが発信するビーコンについてご紹介します。前回記事で少し触れたのでその続きとなります。

では、いってみましょう!

存在が見えないならアピール!

有線LANは、ケーブルを用いてネットワークにアクセスしますね。ケーブルが見えることでその存在を知ることができます。

他方、無線LANは、無線だけにケーブルがなく、その存在が目に見えません。ユーザの目に見えないのなら、アクセスポイントは存在を周囲に知らしめなければなりません。

その手段がビーコンです。アクセスポイントは、周期的に無線LANの存在を伝えるためにビーコンを発しています。

そして単に存在を伝えるためでなく、ネットワークに接続するために必要な情報も届けています。

ビーコンの中身はどんなもの?

では、ビーコンがどのように構成されているかを見てみましょう!ただ存在をアピールしているだけではないことが分かりますよ!Wikiなどを参考にしました。

  • ESSID(Extended Service Set Identifier): ワイヤレスネットワークの名前です。これがないとユーザさんはつなぐべきネットワークを識別できませんね。

  • BSSID:多くの場合、アクセスポイントのMACアドレスでしたね。

  • タイムスタンプ: ネットワークの時刻と同期します。

  • ビーコン間隔: ビーコンフレームが送信される頻度です。100TU(Time Unit。1TU=1.024ミリ秒)が基本だそうですから、だいたい1秒間に約10回くらい発信されているようです。人間の感覚ではだいぶ多いと感じられますね…。

  • 能力情報(Cabability Information): インフラストラクチャモード(普通はこちらです)か、アドホックモード(1対1でつなぐモード)かなどいくつかの情報を提供します。

上記はビーコンフレームを構成する情報の一部です。アクセスポイントからネットワークに接続するには、いろんな情報が必要なんですね…。

そして、過去記事で紹介したESSIDもBSSIDもきちんと含まれていますね!


はい、本日はここまで。今回はビーコンがどのような情報で構成されているかを見てきました。本当は、もっと詳しく紹介したかったです。というのも、このビーコンフレームは、かなり置くが深く学び甲斐を感じたからです。

いずれきちんと勉強したいと思います!

次回は、ステルスモードについてお話しします。

では。

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