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【Wi-Fiの仕組み】接続デバイスが増えてもどんとこい!IEEE802.11ax(Wi-Fi6)

はい、こんにちは。前回記事からの続きです。サイバーセキュリティにおいて重要なテーマの一つである「無線LAN」の仕組みについてシリーズ記事でご紹介します。

前回は、Wi-Fi5以降の重要技術である「MU-MIMO」についてご紹介しました。デバイスごとにルータが存在するかのごとく、並行して通信する仕組みでしたね。

それを支える技術の一つとして、「ビームフォーミング」がありました。デバイスをねらってその方向に信号を送る、というものです。いろんな工夫があるものです。技術者の努力には頭が下がります。

そして、今回は、IEEE802.11ax、すなわち「Wi-Fi6」を取り上げたいと思います~。IEEE802.11bを一番目として、6つ目の規格です。2019年に策定された、2023年11月時点の最新規格です。

果たしてWI-Fi5からどんな発展を遂げたのでしょうか?

早速みてみましょう!

IEEE802.11axの基本スペック

例によって、その基本的なスペックを確認するところから始めますか。

周波数帯:2.4GHzと5GHz
伝送速度:最大9.6Gbps
キーワード:OFDMA、MU-MIMO

まず気になるのは周波数帯です。acが5GHzのみだったところ、再び2.4GHzに対応するようになりました。

伝送速度は、11nや11acが直前の規格と桁違いの差を出したところ、Wi-Fi6はそこまでは高速化していません。とはいえ、30%程度の高速化が図られていると思えば、差は小さいとはいえませんね。

ぱっと見たところ、「11acから地味なパワーアップしかないかな」という印象を持つと思います。が、11axは、接続端末が多い環境で力を発揮するようになりました。

そのコア技術が「OFDMA」です。これを次に見てみましょう。

OFDMAとは何か?

いかにも覚えたくない長い頭字語ですね…。でも、OFDMでいったん切れそうですよね?そう、既出のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)です!

サブキャリア波の位相を直交させる(位相の差を90度にする)つつ、重ね合わせる(多重にする)して、うまいこと干渉を抑えて、信号を高密度に送る技術でした。

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で、これにAが後ろにくっついたバージョンが、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)です。Multiplexingが、Multiple Accessに代わっていますね。

Multiple Accessとあるように、複数の端末を同時に信号を送信するための技術です。

OFDMでは、1つのチャネルを1つのデバイスが独占します。他方、OFDMAでは、一つのチャネルを複数の端末が共有できるので、待ち時間が減る仕組みです。

デバイスごとにサブキャリアに割り当てる仕組みですが、技術的なことを詳うまく説明できません。あしからず。

とにかく、多数の端末が接続する環境に強くなったのだと理解しておきましょう。


はい、本日は、ここまで!今回は、Wi-Fi6すなわりIEEE802.11axについてご紹介しました。

次回は、Wi-Fiの規格から離れて、暗号方式にいきましょうか。セキュリティのブログのはずですし。

ではまた。





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