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パソコンやスマホだけじゃない!実はセンサーとしても使われていたBluetooth「BLE」

「自分が使っているBluetoothは、Bluetooth Low Energyなのかな?」

はい、こんにちは!松井真也です。新シリーズ「1分でわかる!ネットワーク用語」第5回でございます。

前回は、ZigBeeをご紹介しましたね。低消費電力、近距離通信、低速という特性を利用して、センサーネットワークの構築などに使われるのでした。

さて、今回は、BLE(Bluetooth Low Energy)という技術をご紹介します。Blutoothには毎日お世話になっていますね!イヤホンとかマウスとかキーボードとか…。でも、BLEはちょっと利用目的が異なります。果たしてどう違うのでしょうか?

早速見てみましょう!

Bluetoothはこう進化してきた!

BLEのお話しに入る前に、そもそもBluetoothがどんな特徴を持つ通信規格なのか、ちょっとだけ確認しましょう!

Bluetoothは、2.4GHz、いわゆる「ISMバンド(Industry, Science and Medical)」を使用し、IEEE802.15.1で規定されています。IEEE802.15シリーズは無線PANについて規定しているのでしたね!通信距離は、10m程度です通信速度を押さえると、もっと伸びますが、皆さんが普段お使いの使い方ならこれくらいで十分ですね。

バージョンは、1.0から5.0まで進化を遂げてきました。最初のバージョンは1999年に発表されました。当初は、比較的低速(1Mbps)でしたが、3.0までバージョンが上がるごとに通信速度は向上しました。

しかし、通信速度を落とせば、消費電力が少なくなります。そう、両者は、いわゆる「トレードオフ」(こっちが立てば、あっちが立たず)の関係にあります。Bluetooth自体が、低消費電力がウリなので、多くの実用例では、高速化は追及されていないようです。

いまや、Bluetoothは私たちの生活に欠かせない技術となりました。

さらに省電力にしたBluetooth

では、BLEの話をしましょう。

BLEとは、Bluetooth Low Energyの略称で、2009年にBluetooth 4.0から追加して策定された通信技術です。免許不要の2.4GHz帯を使用していることなどは、前の規格と変わりません。

BLEの用途としては、Blutoothらしく、パソコン、スマホなどに搭載して周辺機器をつなぐことが主です。

BLEは、その名の通り、「低消費電力」で動作することが大きな特徴です。Bluetooth自体が低消費電力ですから、さらに電力消費を抑える規格といえます。リチウム電池一つで数か月~数年間(使い方によるでしょう)も稼働します。

では、低消費電力、近距離、低速とくれば、、、そうセンサーに使われます。

多岐にわたる業界での応用がありますが、具体的な用途としては、資産追跡、環境モニタリング、オフィスや施設の利用状況の監視などがあります。

Bluetoothの使い方は、パソコンやスマホばかりではなかったんですね!

はい、本日はここまで!今回は、Bluetoothのさらに省電力版BLEについてご紹介しました。いくつかの記事を通じて、「低速にして通信距離を控え目にすれば、電力を抑えることができる。これを活かしてIoTやセンサーに応用できる」という方法が見えてきました!

さて、次回は、センサー関係から離れてISDNにいきましょう!

では!

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