見出し画像

魔の川、死の谷、ダーウィンの海:技術経営の困難を乗り越えるために必要なもの

日々多くの革新的な製品が市場に登場しています。私も日々、AI技術を利用したサービスの恩恵にあずかっております。私たちは素晴らしい時代に生まれましたね!

ただ、日本発の新技術製品が少ない気がするのが残念なところです。いったいどんな課題があるのでしょうか?

科学的な成果をベースにして新たな製品を売り出す経営を「技術経営」などと言いますが、その製品が市場で支持を得るまでの過程にはいくつかの困難があります。それらの困難は「魔の川・死の谷・ダーウィンの海」などと表現されます。


「魔の川」は、大学などが持つ研究シーズを市場ニーズとマッチングさせて開発を進めるときに十分な資金を得ることが困難なこと、
「死の谷」は、開発した結果を商品にするために、調達・生産・流通する体制を整えるための資金を得るのが困難なこと、
「ダーウィンの海」は、やっと市場に投じた製品が、あらゆる外部環境の変化に適応して生き残るのが困難なこと、
を言います(私なりの解釈ですのでご了解ください。)

いずれの困難についても、それらの乗り越えるためには「大きな資金を得ること」が必要です。そのためには、製品が上市されたときのインパクトを投資家に向けて「物語る」必要があると感じています。我が国は、その「物語る」スキルが米国などに比べて弱いです。

心を動かすプレゼンテーション能力が一層求められる時代かな…と考えております。

参考です。https://bizgate.nikkei.com/article/DGXMZO3115414030052018000000


いいなと思ったら応援しよう!