見出し画像

ウェビナー参加者が全員パネリスト!?配信プラットフォームを使い分ける

会議アプリ・配信プラットフォームは、目的に応じて2種類に分けられます。みんなが話せるミーティング型のもの(例えば、Zoom meeting)と、講演者や主催者だけが話せるウェビナー型(例えば、Zoom webinar)の2種類です。

ウェビナー型は数々の制約が

具体的な違いとしては、ウェビナー型では、一般参加者はマイクやカメラをオンにすできない、画面共有できない、出席していることが他の参加者には共有されない、ということが挙げられます。ミーティング型の方は、これがすべてできます。

講演会の時は、基本的にウェビナー型の方を使いますね。確かに外部の人がたくさん参加するようなイベントは、こちらを使わなければいけません。不審者が混じって勝手に話し出す人がいるかもしれませんし、出席していることが他人に共有されるのはプライバシーの問題でもあります。

しかし、同一組織内のイベントもあるでしょう。そんな時は必ずしもウェビナー型である必要がないことを先日思い知りました。

オンラインでユーモアの講演をする!?

先日、「ユーモアを使ってパフォーマンスを高めよう」という趣旨の講演会を開催しました。私は会議主催者です。講演中、先生が一生懸命話の中にジョークを入れるわけですが、それに対する一般参加者の反応が先生に伝わらないわけです。

私は、講演開始前に、「できるだけフィードバックを返して下さい。フィードバックの機能を使って、あるいはチャットを使ってもいいです。」と一般参加者にお願いしました。

しかし、先生は、スライド共有をしながらお話をしています。この状態では、思うようにチャットやフィードバックがうまく表示されないのです。先生もウェビナー型アプリ(この場合は、Webex Events)の使い方に慣れてるわけではありません。

パソコンの前で独りでジョークをいう、「皆さんどうですか」と聞いても、フィードバックはない…。これはかなりつらそうです。。。せめて、マイクがオンにして、「音声」という強力なフィードバックツールを使えれば…。変な汗が出る先生(と私)…。

もう、全員パネリストだ!

そこで、私は考えました。

「もう、全員まとめてパネリストにしてしまえ!」

ということで、主催者権限を使える私は、出席者を全員選択の上、全部をパネリスト(講演者と同等の権限)にしてしまいました。こんなことを始めてです!

これで、まるで普通の会議のように、皆さんマイクやカメラをオンにすることができます。これで参加者のフィードバックが容易になったわけです。それでも、皆さんあまり話しませんでしたが、、、。

オンラインでユーモアの話をするのは難しかったかな…。やっぱり阿吽の呼吸のようなものはオンライン上で再現するのはなかなか難しいというのが本音です。とはいえ、質疑応答の時間では、参加者が自分でカメラをオンにして、質問してくれたので、質疑応答は少し盛り上がりました。

柔軟にミーティングとウェビナーを使い分ける

以下、反省です。全員パネリストに変えてしまうという荒技を使わなくても、最初っからミーティング型で開催すればよかったと思いました。講演会だからって、ウェビナー型を選択する必要は必ずしもありません。イベントの性質によって、ミーティング型とウェビナー型をきちんと使い分けることの重要性を認識しました。

また、主催者としては状況判断により、全員をパネリストにする!という荒技を使うことも、ときには有効であることを知りました。ただし、注意が必要です。このやり方では、他の参加者に誰が参加してるか分かってしまったり、不本意にカメラをオンにしてしまったりと、いろんなリスクがあります。ですので、この荒業は、内部イベントに限りますね。

というか、内部イベントなら、原則、ミーティング型のアプリで講演会をやった方が、講演者とのインタラクションが盛り上がるかもしれないです。試行錯誤は続きます。

では、ビーダゼーン!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?