見出し画像

"OpenAIのライバル!?"最新AIスタートアップ『Cohere』を調査!!340億円の資金調達に成功した注目株の正体とは??

1.340億円の資金調達に成功した「Cohere」とは?


1-a. Cohere概要

Cohereはトロントに拠点を置く急成長中のスタートアップ企業で、OpenAIと同様、最先端のNLP技術を開発し、APIを介して商用利用できるサービスを展開しています。

APIを介して、提供しているサービスは以下のようにラインナップされています。

  • チャットボット

  • 検索エンジンの最適化ソリューション

  • 要約サービス

  • 自社AIモデルのAPI提供

以上から推察するに、自社独自でNLP技術を探求し、その技術研究の結晶の窓口として上記のようなサービスを提供している状態であると思われます。

一部メディアでは、Cohereを「OpenAIのライバル」と称しており、その高い技術と保有する情報量から、これからさまざまなサービスに横展開可能なサービスであると思われます。

1-b. CoheraのWebサイト

◎公式HP

◎Product Hunt

掲載なし

◎Twitter


1-c. Cohereの運営情報


◎運営会社

Cohere社はCohereはトロントに拠点を置く急成長中のスタートアップ企業です。

以下、会社概要になります。


  • 会社名:Cohere

  • 創業年:2019年

  • 本拠地:アメリカ、トロント

  • 従業員数:約70名以上〜

  • 著名投資家:Index、Tiger Global、Geoffrey Hinton, Fei-Fei Li Pieter Abbeel、Upolloなど


◎重要運営メンバー


  • Aidan Gomez(画面中央)

    • 役職:CEO

    • 経歴:トロント大学で機械学習を研究、大学時代はGoogle等でAI関連のインターンを経験。その後、FOR.ai社で研究員を経験後にCohereを創業。

  • Nick Frosst(画面右)

    • 役職:共同創業者、役員

    • 経歴:トロント大学でコンピューターサイエンスを修了後、ヨーク大学、トロント大学の研究者として従事。その後、Googleにてニューラルネットワークの研究に取り組んだ後、Cohereを共同創業。

  • IVAN ZHANG(画面左)

    • 役職:共同創業者、CTO

    • 経歴:トロント大学でコンピューターサイエンスを修了後、Pressly社やCortex Labsでエンジニアを経験。FOR.aiにて研究員を経験後、Cohereを創業。

  • Bill MacCartney(写真に掲載なし)

    • 役職:機械学習担当副社長

    • 経歴:Apple でプロアクティブ インテリジェンスのディレクターを務め、120 名を超える科学者とエンジニアからなるチームを率いて、ユーザーの意図と行動を予測するモデルを開発を経験、また、スタンフォード大学でコンピュータサイエンスの教授という側面もある。

1-d.  直近の調達実績

Cohereの最直近の資金調達は、2023年5月に340億円調達を行ったことです。以下に概要を記載してみました。


◎直近の資金調達情報



2. Cohereの特徴とは?


2-a. Cohereの特徴

以下に。Cohereのサービス特徴や、会社自体の特徴をまとめてみました。


◎Cohereの特徴

  1. 顧客企業が自然な文章を読み書きできる製品を簡単に開発できるようにするAPIの提供をメインサービスとしている

  2. ユーザー基盤は2021年9月以降、800%増えている

  3. 社員数はここ数カ月で2倍に増え、70人を超えている

  4. 一部メディアでは、CohereをOpenAIのライバルと称している


なお、そんな大注目なCohereはAPI提供だけでなく、検索エンジンや要約サービスなどのソフトウェアサービスも提供しております。

以下にサービスURLを並べましたので、確認してみてください。

◎検索エンジンサービス

◎要約サービス

◎言語生成サービス


3. Cohereの利用料金


Cohereは3つの料金プランを用意しており、それぞれの提供サービスを以下にまとめてみました。

3-a. 無料プラン

  • 料金:無料

  • 提供サービス:

    • 学習とプロトタイピングのために、料金制限付きでサービスを利用可能

    • 無料本番環境に入るまでサービスを利用可能

    • Discord コミュニティでサポートを受ける


    • すべてのエンドポイントへのアクセス


    • チケットサポート

3-b. Productionプラン

  • 料金:(ソースコードに)API埋め込みごと0.001ドル

  • 提供サービス:

    • 制限なしのAPI利用

    • カスタムモデルをトレーニングする

    • 強化されたチケットのサポート


    • すべてのエンドポイントへのアクセス

    • レート制限の増加

3-c. Enterpriseプラン

  • 料金:要相談

  • 提供サービス:要相談

なお、詳しい料金プランは以下URLからも閲覧可能です。


4. Cohereの使い方!

CohereのAPI等のサービス利用方法は以下の公式ドキュメントに掲載されていたので、こちらをご覧ください。


5. この記事のまとめ!

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

以上、2023年5月に340億ドルの資金調達に成功した「Cohere」に関する紹介記事をお届けしました。「OpenAIのライバル」と称されるサービスのポテンシャルを理解いただけましたら幸いです。

GPTマニアでは、”世界最新のAIサービスを「わかりやすく、はやく、面白く」お届け。”をコンセプトに、これからも、最新のAIサービスについての情報を発信していきますので、引き続きnoteをチェックしてください。

また、他の記事やnote更新もお見逃しなく。皆さまのビジネスやキャリアの成功にお力になれるように、情報を発信してまいります。是非、引き続きご覧ください。


この記事が参加している募集

#AIとやってみた

28,739件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?