死ぬ瞬間の5つの後悔 ブロニー・ウエア
はじめに
著者であるブロニー・ウエアは長年ヘルパーとして働き、数多くの患者を看取った。その時に出会った人生の最期を迎えようとしている患者と会話を通じて、”人は人生の最期で何を後悔するか”をまとめた本である。
①好きな事はお金にならないと思い込んでいないか?
お金はすごく誤解されている。お金を稼ぐために、みんな好きでない仕事や自分に合わない仕事を続ける人が多い。
しかし、本当はその逆かもしれない。好きなことや自分に合う仕事をする方がお金は入っていくるかもしれない。
なぜなら、自分の好きなことはどれだけやっても苦ではく、集中力が増す。だから、嫌な仕事をイヤイヤするより、好きな仕事をする方が、もっとお金が入ってくるかもしれない。
②好きなことをやるからお金が入ってくる
我々はお金を重要視しすぎている。必要なやりたいことを見つけ、それに集中して、決意と信念を持ってやることである。
お金のために働いてはいけない。プロジェクトのために働くのである。そうすればお金は後からついて来る。
そして、予想外のところからお金が舞い込んでくることもある。
②何かへのこだわりが人生を制限する。
最期を迎えた人々が一番大切だと思うことは、
愛する人をどれだけ幸せにできたか
自分は好きな事にどれだけ時間を費やせたか
この2つだそうだ。
死の床で人生を振り返って、もっと物が欲しかったとか、何かを買えば良かったと言った人は1人もいなかった。
シンプルな生活は所有物や他人の評価などで自分の価値を確認しなくてもいられるようになる。
③自分を正しい環境に身をおいてあげる。
人間はみな環境に染められてしまう。自分にとって最良のことは、これから正しい環境、つまりは自分が向かって行きたいと思う方向に合った環境を選んで身を置いていくことである。
自分の夢に向かって生きるには、まだ意志の力が必要だけれど、周囲の環境に自分自身がどれだけ影響を受けるか確認する必要がある。どんな人生にして行きたいか考えて、環境を意識的に選択していく必要がある。
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