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書くということ

書くということは、自分のなかにあるかたちのないふわふわとしたものに、かたちを与えることだと思う。水蒸気が雲になるように、自分のなかに散らかった経験や薄々と感じていることを少し落ち着かせて、冷やして、言葉にする技術。

東京から引っ越してからいろいろな変化があった。
それは仕事のフェーズも、人間的にも、趣味嗜好も、あらゆることが変わった。そして30歳。自分の中に滞留している考えや感じていることに、少しずつかたちを与えたいなと思った。自分はどういう人間なのか、この社会の中でどういう役割を担って生きていくのか。どう生きていきたいのか。書くことでそれらが少しずつ現れると思った。

つまり、それが少しずつ見えてきたからそう思ったんだと思う。
仕事が続けていられていることにふと、なぜ?と思った。なぜ仕事をいただけるんだろう。単純な疑問として自分を客観的にみたときに、自分の強みが掴めそうになって、このさき掘っていきたい場所があった。それはデザインかもしれないし、畑仕事かもしれない。珈琲にまつわることかもしれないし、暮らすことかもしれない。今までとっ散らかっていた興味が落ち着いて、何について考えたいのかが明確になった。

そういうことで、頭の中を整理するためにこのnoteを少しずつ更新していきたいと思う。誰に読んでもらうという気で書いているつもりはないけれど、書くという行為との馴れ初めとして長く続けていきたい。

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