見出し画像

服の断捨離はスッキリが難しい

先日、無性に服を断捨離したくなっていたところに、自分の時間ができたので、断捨離兼ねてひとりファッションショーを決行した。

まずは大きな鏡を用意して、周辺は念入りに掃除機をかけて、片っ端から洋服を後ろに積む。
これで準備OK!上がるわ〜。
手始めに、元々デニムを履いていたので、トップスから着ていくことに。シャツ類を着て鏡でチェックし、迷うものは、襟元のヨレとか汚れをチェック。白いシャツになったところでニットを合わせ、さらにボトムもチェンジ、と、一点一点着ながらチェック。
気に入っていたけれど、色が落ちていたり、くすんでいたものは処分、と同時に今シーズンこの合わせ方はどうだろう、と気分は雑誌の『着回しコーデ』ページ。
着る前から処分するだろうと思っていたフリルの付いたブラウスは、意外と生き残った。
実はほかにも候補にも上がりつつ、捨てられないワンピースやニットがあった。ワンピースはもう褪せてるのだが、ボタンを付け替えたりして大事に着てきたワンピースでなによりも深緑というこの色合いとエスニックな風合いが気に入っている。でも確かに着ると、そのヨレが故にちょっとテンションが下がる。なので、引っ張り出してはどうしようどうしよう、といつも処分対象になっていた。書きながら、ああもうこれは決定だな、と感じる。帰宅したら迷う前にゴミ袋に入れよう。
そして、迷っているニットは、体型も変わったし、処分でも良いと思うのだけれど、なんといってもイタリア製ならではの発色。なかなかこの発色の良さのあるニットに出会うのが難しい。じゃあ着て出かけようかと今日着てみたけれど、それがなんだか気持ち悪くて脱いでしまった。理由はわからない。気持ち悪いのだ。鏡で見ても、しっくりいかない。ひたすらシンプルなタートルニットなだけに、また着れるんじゃないかと期待してしまうのだが、気持ち悪さを感じるなら処分じゃないか、と心で声がする。

くしゃみが出始めたところで下を見ると、すごい綿埃が落ちていた。ニット類はタンスに入れっぱなしだったし、衣替えの折に出して叩いたつもりだったけれど、まだまだ埃は付いていたのだ。恐ろしや。
なので仕舞うついでに箪笥の中も掃除した。

洋服を整頓するのは、人間関係の整理にもいいんだとか。
先日、思いがけない逆恨みからご縁がひとつ消えたところだったけれど、その人のことを心配しても致し方がない。
このウジウジ感。さっきのタートルニットへの執着と似てるなぁって書きながら思う自分がいる。
ニットは。旦那に見てもらって決めようかな。とっとけば、と捨てられない旦那は良いそうだけれど。パンパンになった洋服ダンス、秋冬の肌着すら見つけられないのに、旦那はそのままでいいのかな。着てるところを見たことのない服も、すっかり色褪せたトレーナーも、処分してほしいんだけどな。ややこしくなるから本人には言わないけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?