754: Paul McCartney And Wings / Nineteen Hundred And Eighty Five

「1984年」の次の年をタイトルにした曲です。
ポール・マッカートニーが、ビートルズ解散後リリースした作品中、最も評価の高いアルバムの1つが1973年の『バンド・オン・ザ・ラン』(UK1位/US1位)でしょう。
アルバムのエンディング・トラックのこの曲、ピアノ中心のバンド・サウンドかと思いきや、コーラスのみのパートが入ったり、最後はオーケストラが感動的に締めた、と思いきや、アルバムのタイトル・トラックのサビがちょこっとだけ入るなど、多彩なアレンジが光ります。
冒頭の「1985年には誰も生きていないかも知れない」という歌詞が印象的ですが、これも「1984年」を生き抜くことが出来るかは分からない、という世界観から生まれたものなのでしょう。

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