251: Bob Dylan / I Want You

『追憶のハイウェイ61』と並んで、ディランの代表作と呼ばれることが多いのが『ブロンド・オン・ブロンド』。フォークとロックの融合を完成させた作品です。
まず、2枚組というボリュームに圧倒されますし、「雨の日の女」「女の如く」「我が道を行く」などの代表曲も収録しています。そして、D面には「ローランドの悲しい目の乙女」1曲のみを収録というのも、おそらくロックでは初めてのことでした。
この曲も代表曲の1つ。アップテンポでポップな曲調に、歌とも語りとも取れる「ディラン節」が印象的なナンバーです。
このアルバム、1966年5月にリリースされていますが、冷静に考えると、この時点では、まだビートルズは『リボルバー』をリリースしていない(1966年8月リリース)んですよね。
当時のディランが、時代の最先端を走り、かつぶっ飛んでいたことを示す傑作だと思います。

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