346: The Smashing Pumpkins / 1979

タイトルが年号の曲と言えば、デヴィッド・ボウイ「1984」やプリンス「1999」などがありますが、ここではスマッシング・パンプキンズのこの曲を選んでみました。
1995年にリリースされた彼らの3rdアルバム『メロンコリーそして終りのない悲しみ』(US1位/UK4位)は、収録時間120分を超える超大作(CD2枚組、LPは3枚組!)。
全曲が名曲か?と言われると必ずしもそうとは言えないですし、アルバムトータルの統一感というのも特に感じないのですが、それだけのヴォリュームの作品をリリースできること自体が、アーティストパワーなのだと思います。
そういう意味では、ビートルズの『ホワイト・アルバム』や、ストーンズの『メイン・ストリートのならず者』、あとはクラッシュの『サンディニスタ!』と同じカラーの作品と言えるかもしれません。
この曲は、アルバムからの2ndシングルで、US12位/UK16位のヒットを記録。
彼らにしては珍しい、打ち込みとサンプリングを多用したサウンドが印象的でした。
思春期の若者に特有のフラストレーションと、それを発散したいがためのバカ騒ぎを表現したMVは、MTVヴィデオ・ミュージック・アワードを受賞。個人的にも、大好きなMVです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?