351: The White Stripes / The Hardest Button To Button

ザ・ホワイト・ストライプスの2人は、実際には姉弟ではなく夫婦(後に離婚)でしたが、このバンド、そういう「設定」にも特徴がありました。
例えば、アルバム・ジャケットや衣装は「赤・白・黒」の3色で統一されていたり、サウンドも「ヴォーカル・ドラム・ギター(orキーボード)」の3つのパートで構成(ライヴでも2人だけで演奏していた)するなど、かなりマニアックなこだわりをもっていました。
そんな彼らが2003年にリリースしたアルバム『エレファント』は、US6位/UK1位とセールス面で大成功を収めます。また、グラミー賞の最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバムを獲得します。
このアルバムの代表曲と言えば「セヴン・ネイション・アーミー」なのですが、MVの面白さで、3rdシングルのこの曲を取りあげました。
曲のリズムに合わせて、ドラムセットやギターアンプがどんどん増えていくという、何ともユニークな内容となっています。
MVのために、ドラムセットとギターアンプを、それぞれ32個ずつ用意したとのことですが、それに見合うだけのインパクトのある映像となっています。
それらのドラムセットとギターアンプは、撮影後、音楽学校に寄付したとのことです。
ちなみに、2分30秒付近に登場する白いスーツを着た男は、ベックです。

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