414: David Bowie / Suffragette City

昨日の最後に書いた、70年代前半のボウイの3枚のアルバムのうち、何故か『ジギー・スターダスト』からだけ、これまで1曲も取り上げていないことに気づきました。
で、どの曲にするかが、大変悩ましい...
迷った挙句、この曲にしました。
決め手は、「ジギー・スターダスト」のラストから、この曲になだれ込む流れが、ただただ単純にカッコいいから。
やっぱり、この時代のアルバムは「通しで聴くのが基本」だと再認識します。
この曲、曲調自体は古典的なロックンロールナンバーですが、「Hey Man!」の掛け合いや、ブレイクでの「Wham bam thank you ma'am!」など、キメのフレーズのカッコよさは、半世紀前の作品とは思えないものがあります。まさに、時代を超えた名盤。
余談ですが、このアルバムに限らず、リマスター版を聴くと、音の分離の良さに驚きます。一方で、音が塊で聴こえることで感じていた「圧」を感じなくなったようにも思います。
クリアに聴こえさえすれば良いとは限らないところが、音楽の奥深さですね。

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