356: Oasis / Supersonic

インスパイラル・カーペッツが解散するのと入れ替わるように、1994年にデビューし、ブリットポップ・ムーヴメントの中心にのし上がっていったのがオアシス。
中心人物であるギターのノエル・ギャラガーは、インスパイラル・カーペッツのローディーをやっていたというつながりがありました。
代表作を1枚選ぶなら、2ndの『モーニング・グローリー』ということになるのでしょうけど、それでもやはり、このデビュー・シングルのインパクトは、今なお少しも色あせていません。
1994年4月にリリースされ、チャート的にはUK31位と地味な結果ですが、彼らのすべてはここから始まったという点で、特別な存在の曲です。
そして、MVで見せる、デビューしたばかりの新人とは思えないふてぶてしいまでの振る舞いは、2009年の解散まで、彼らのトレードマークでもありました。
同年9月には、この曲も収録した1stアルバム『デフィニトリー・メイビー』をリリースし、初登場UK1位を獲得。デビュー半年にして、名実ともにUKを代表するバンドとなりました。

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