119: Herbie Hancock / Rockit

ウェス・モンゴメリーの『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』でピアノ/キーボードを弾いていたのは、当時マイルス・デイヴィス・クインテットに在籍していたハービー・ハンコック。彼もまた、70年代に入ると、サウンドを一変させます。
エレクトリック・サウンドを大胆に取り入れたアルバム『ヘッド・ハンターズ』は100万枚を売り上げる大ヒット(US13位)となります。
この路線を突き進むのかと思ったら、1976年にはマイルス・クインテットの元メンバーを集めたV.S.O.P.クインテットでツアーを行い、アコースティック・ジャズ人気を復活させます。
そして、1983年リリースのアルバム『フューチャー・ショック』ではヒップホップを導入します。
シングルカットされたこの曲は、ゴドレイ&クレームが監督したMVのインパクトもあり、大きな話題となりました。
この曲で「スクラッチ」を初めて聴きましたが、当時、衝撃を受けたことを覚えています。

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