676: Led Zeppelin / Babe I'm Gonna Leave You

今日は「リフが似ている」と言われるこの曲を。
レッド・ツェッペリンの1stアルバム『レッド・ツェッペリン I』と言えば、ロック史に残る作品。その2曲目に収録されていたこの曲には、作者に関する珍しいエピソードがありました。
ジョーン・バエズのライヴ盤『イン・コンサート』に収録されていたこの曲を気に入ったジミー・ペイジは、この見事なハード・ロック・ヴァージョンを創り上げます。
しかし、当時はこの曲の作者がはっきりしなかったことから、「Traditional, arranged Jimmy Page」とクレジットされていました。
1980年になって、この曲の作者がアン・ブレドンという女性であることが判明し、現在は彼女の名もクレジットされています。
あらゆる情報がネット上で手に入る現在では、こういうことは、まず起こりえないでしょう。
それにしても、ドラムが入る2分20秒過ぎからのパートは、シカゴ「長い夜」と本当によく似ています。ちなみに、リリースはツェッペリンの方が1年以上早いです。
ただ、どちらも自身のサウンドを確立した大物バンドなので、「パクった」という声はあまり聞かないのも納得です。

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