650: George Harrison / My Sweet Lord

ビートルズが1970年に解散した後、ジョージ・ハリスンは同年11月に3枚組の大作アルバム『オール・シングス・マスト・パス』(UK1位、US1位)をリリースします。
シングルカットされたこの曲もUK・USともに1位となるなど、ビートルズ後期に花開いたソングライティング能力を存分に発揮し、まさに絶好調でした。
しかし...
ヒットから間もなく、この曲が前回取りあげたシフォンズの「いかした彼」に酷似しているという盗作疑惑が起こります。
そして1976年には、ついに訴訟にまで発展し、最終的に、ジョージは多額の賠償金を払うこととなります。
まあ、盗作はいけないですし、この曲、何も言い返せないくらい似ているとは思いますが、訴訟になる前年の1975年に、シフォンズが「マイ・スウィート・ロード」をカヴァーするなど、話題作りのような行動も見受けられるところが鼻につきます。
ちなみに、このMV、アルバムリリース50周年を記念して作られたもので、豪華メンバーが出演している、ちょっとした映像作品になっています。

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