630: はっぴいえんど / さよなら通り3番地

「リトル・フィートのメンバーが参加している」つながりで、このアルバムから。
はっぴいえんどのラストアルバムとなった『HAPPY END』は、1972年10月にロサンゼルスで録音されています。
すでに解散を決めていたバンドが、今よりもはるかにハードルの高かった海外録音を行ったというのも不思議ではありますが、そこまでしてでも、気分を変えたかったということでしょう。
アルバム録音中に、リトル・フィートのローウェル・ジョージとビル・ペインがスタジオを訪れ、この曲(作曲は鈴木茂)に参加しています。
また、彼らに誘われたはっぴいえんどのメンバーは、『ディキシー・チキン』を録音中のスタジオを訪問しています。
今では、ネットを通じて、世界中のミュージシャンと交流できる便利な世の中になりましたが、相当な時間と労力を費やして現地に行ったからこそ得られるものというのは、どんなに時代が変わっても存在するように思います。

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