256: Transvision Vamp / Revolution Baby

アンディ・ウォーホルは、1つのシルクスクリーン版を用いて、作品を大量生産する「ポップアート」という手法で、アートの常識を変えました。
時間をかけて1点モノを作り上げる「ファインアート」こそがアート、という従来の概念を根底から覆したわけですが、大量生産された、ある意味「印刷物」を「これはアートだ!」と言うのは、なかなかの度胸が必要だと思います。
そんな「ポップアート」を、デビューアルバムのタイトルにしたのが、トランスヴィジョン・ヴァンプ。
ウェンディ・ジェームスを中心とした5人組で、ちょっとパンキッシュなポップ・サウンドで、80年代後半のUKシーンを盛り上げました。
この曲は1987年にリリースされた彼らのデビュー曲。ちょっとグラムロックの香りもする、パワフルなナンバーです。
最初のリリース時はUK77位止まりでしたが、1988年に「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」が大ヒットした後にリイシューされ、UK30位まで上昇しています。
前述の通り、アルバム『ポップ・アート』に収録されていますが、このアルバムには「アンディ・ウォーホルズ・デッド」と言う曲も収録されていました。

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