230: Pink Floyd / Comfortably Numb

ドリーム・アカデミーの1stアルバムに、プロデューサーの1人として名を連ねているデヴィッド・ギルモア。言うまでもなく、ピンク・フロイドのギター&ヴォーカルです。
ピンク・フロイドは、プログレッシヴ・ロックに分類されますが、他のプログレ・バンドのように高度な演奏テクニックで圧倒するのではなく、緻密に構成された楽曲や抒情的な演奏で魅了する、独自のポジションを築いていました。
アルバム『ザ・ウォール』に収録されたこの曲が、その一番分かりやすい例かも知れません。
ヴォーカル・パートももちろん素晴らしいのですが、この曲の一番の聴きどころは2回あるギター・ソロ。
歪んではいるけど芯の通ったトーンに、ディレイ・エフェクトがかかった浮遊感漂うサウンドが、ドラマティックな楽曲の雰囲気にぴったりハマっています。
音楽雑誌や音楽サイトの「偉大なギターソロ」企画でも、必ず上位にランキングされており、派手さはありませんが、歴史に残る名演と言えるでしょう。

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