262: The 1910 Fruitgum Company / Simon Says

「○○・セッズ」というタイトルで、最大のヒット曲は間違いなくこの曲だと思われます。
1968年にリリースされた、1910フルーツガム・カンパニーの1stシングルは、このバンドの代表曲と言うだけでなく、「バブルガム・ポップ」の傑作との誉れ高い、音楽史に残る1曲と言ってよいでしょう。
一度聴けば覚えられそうなメロディ、ノリノリのリズム、そしてキャッチーなコーラス。「ポップスは斯くあるべし」のお手本のような曲です。
US4位/UK2位まで上昇し、累計売り上げは350万枚とのこと。また、日本のオリコンでも最高位7位となっています。
さらに、英語以外でもカヴァーされ、英語圏以外でもヒット曲となっています。
このバンド、元々はスタジオ・ミュージシャンによる企画バンドだったのですが、この曲がヒットしたため、実在のバンドとしてツアーも行っています。
こういうバンドにしては珍しく、「ワン・ツー・スリー・レッド・ライト(US5位)」、「インディアン・ギヴァー(US5位)」もUSトップ10入りしており、いわゆる『一発屋』ではありません。
とはいえ、元々は腕利きのミュージシャンたちなので、いつまでも子供向けのバブルガム・ポップを演奏しているのでは満足できなかったのでしょう。バンドは
1970年に解散しています。

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