108: The Jam / Town Called Malice

スモール・フェイセスの熱狂的信者と言えば、ポール・ウェラー。
ザ・ジャムでデビューした当時は、派手な動きでリッケンバッカーをかき鳴らす姿から、ピート・タウンゼント(ザ・フー)の後継者という見方もされていましたが、後期になるにつれ、キーボード、特にオルガンの比重が大きくなっていったのは、スモール・フェイセス・フリークの血が騒ぎ出したのでしょう。
ザ・ジャム最後のスタジオアルバム『ザ・ギフト』(UK1位/US82位)からの1stシングルのこの曲(UK1位)でも、オルガンが高らかに鳴り響いています。
...とは書きましたが...
このアルバム、今でこそ大好きですが、大学生の当時は、パンキッシュなサウンドが好みだったので、『イン・ザ・シティ』や『オール・モッド・コンズ』ばかり聴いていて、このアルバムはあまり聴いていませんでした。まあ、若さゆえですね。
そう思うと、ザ・ジャムの解散を決断した時、ポール・ウェラーはまだ24歳だったというのは、ものすごいことではあります。

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