174: The Band / The Night They Drove Old Dixie Down

ロックにおいて、マンドリンはさほどメジャーな楽器ではありませんが、マンドリン・プレイヤーで思い当たるのが、リヴォン・ヘルム。
偉大なるグループ、ザ・バンドで唯一のアメリカ人(他の4人はカナダ人)である彼の本職はドラムですが、数曲で弾いているマンドリンが良い味を出しています。その代表が、1969年リリースの2ndアルバム『ザ・バンド』(US9位/UK25位)収録の「Rag Mama Rag」。
なんですが...
このアルバム、ザ・バンドの曲の中で私が一番好きな「オールド・ディキシー・ダウン」が収録されているので、こちらを取りあげます。
リヴォン・ヘルムは、いつも通りドラムを叩きながら、リードヴォーカルを担当しています。
この曲は、映画『ラスト・ワルツ』の中でも演奏していますが、サビの前でロールをしながら普通に歌っているのを見て、高校生の私はビビったことをよく覚えています。
ザ・バンドのヴァージョンは、「クリプル・クリーク」のB面としてリリースされたのみですが、1971年にジョーン・バエズがカヴァーし、US3位/UK6位の大ヒットを記録しています。

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