063: Captain Beefheart & His Magic Band / Yellow Brick Road

「黄色いレンガ道」と言えば『オズの魔法使』。なので、普通であれば、ジュディー・ガーランドの「虹の彼方へ」につなげるところです。
なんですが...あえて、この曲にしてみました。
キャプテン・ビーフハートの代表作と聞かれたら、ほとんどの人は『トラウト・マスク・レプリカ』と答えると思います。たしかに、ブルースをベースとしながら、現代音楽やフリー・ジャズも取り込んだ、名盤だと思います。
でも、この曲が収録された1stアルバム『セーフ・アズ・ミルク』も、もう少し評価されていいような気がします。
1967年6月という「サマー・オブ・ラヴ」の真っただ中に録音されたこのアルバム。サイケなファズ・ギターが時代の雰囲気を伝えています。
そして、最大のポイントは、ライ・クーダーの弾くスライド・ギターでしょう。録音当時はまだ20歳。その後の輝かしいキャリアは、ここからスタートしていました。

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