117: Wes Montgomery / I've Grown Accustomed To Her Face

オードリー・ヘプバーンは、言わずと知れたイギリスの大女優。
彼女の代表作の1つ『マイ・フェア・レディ』は、元々ミュージカルだったこともあり、映画の中で用いられた多くの曲がジャンルの垣根を超えてカヴァーされています。
映画では最後の最後にヒギンス教授(レックス・ハリソン)が歌っていた(半分は語りでしたが)「I've Grown Accustomed To Her Face」を、ジャズ・ギタリストのウェス・モンゴメリーがアルバム『フル・ハウス』でカヴァーしています(ライヴ・レコーディング)。
アルバム自体は、ジョニー・グリフィンとの熱い共演がセールスポイントですが、2曲目に収録されたこの曲は、実に抒情的な演奏です。
ウェスと言えば、親指1本でピッキングする独特の演奏スタイルが特徴ですが、あのオクターヴ奏法やコードソロを、親指一本で弾いていたというのは驚きです。

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