097: The Pretenders / Kid

キンクスのレイ・デイヴィスは過去に3度結婚しているようですが、彼にゆかりのある女性と言って、音楽ファンが最初に思い浮かべるのは、間違いなくクリッシー・ハインドであろうと思います。2人は結婚はしていませんが、娘が1人います。
と言う安直な理由で、「キッド」を取りあげることにします。
この曲は、クリッシー・ハインド率いるプリテンダーズの2ndシングル。UK33位とビッグ・ヒットにはなりませんでしたが、次のシングル「ブラス・イン・ポケット」がNo.1となる布石となりました。
今は亡きジェイムス・ハニーマン・スコットが奏でるギター・ソロが実に印象的な曲です。
どうでもいいことですが、この曲の邦題が「愛しのキッズ」と何故か複数形になっているのは、ちょっと解せません。
そして、クリッシーの「姉御」感は、デビュー直後にもかかわらず、この時点ですでに確立されていたことが良く分かります。
クリッシーが近くにいて、「おいっ!」と言われたら、何も悪いことをしていなくても「すみません!」と直立不動で謝ってしまう自信(?)が、私、あります。

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