284: Arcadia / Election Day

1985年、デュラン・デュランは、2つのサイド・プロジェクトに分かれて活動します。
ジョンとアンディは、ロバート・パーマーとトニー・トンプソンとともにザ・パワー・ステーションを結成し、アルバム『ザ・パワー・ステーション』(UK12位/US6位)をリリース。
一方、サイモンとニックとロジャーは、アーケイディアを結成し、アルバム『情熱の赤い薔薇』(UK30位/US23位)をリリース。
当時、私は中学3年~高校1年でしたが、パワフルなロックを聴かせていたザ・パワー・ステーションの方が、人気が高かったように記憶しています。実際、セールスもそんな感じです。
ただ、個人的には、アーケイディアの耽美的なシンセポップも同じくらい好きでした。『ザ・パワー・ステーション』は友達に借りて、テープに録音して聴いていましたが、『情熱の赤い薔薇』は(誰も買わなかったので)自分でLPを買って聴きました。そのLPは、今でもレコード棚にあります。
この曲は、アルバムからの1stシングル(UK7位/US6位)。サビのコーラスが印象的でした。退廃的な雰囲気のMVも曲調に良くマッチしています。
ちなみに、MVの1分40秒付近からちょっとだけ登場する、階段脇に立つ老紳士は、作家のウィリアム・S・バロウズです。

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