528: Manic Street Preachers / A Design For Life

3人になったマニックスが、1996年にリリースしたアルバム『エヴリシング・マスト・ゴー』(UK2位)は、UKロック史に残る名盤となりました。
まあ、当時はブリットポップ・ブームだったので、それが追い風になったことはあるかもしれませんが、このアルバム以前の、若者がフラストレーションをストレートに発散していたイメージは影を潜め、しっかりと地に足をつけ、社会に向けてメッセージを投げかけている、そんな内容となっています。
アルバムからの1stシングルとなったこの曲(UK2位)のMVを見ても、確信に満ちた表情で歌い演奏する姿が印象的です。
昨日取り上げた「ステイ・ビューティフル」からわずか4年でここまで変わったことに驚かされますが、リッチーの不在が彼ら3人を団結させ、一つ上のステージに引き上げたのだろうと思います。
このアルバム以降、彼らはアルバム、シングルとも、チャート上位の常連となり、UKを代表する国民的バンドの地位を不動のものにします。
いや~、まあしかし、彼らを初めて聴いた時、30年後もバンドが存在しているなんて、夢にも思いませんでした...

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