531: New Order / Ceremony

イアン・カーティスの死後、残されたメンバーはバンドを継続することを決意、バンド名をニュー・オーダーに変え、ギターのバーナード・サムナーがヴォーカルも担当し、再始動します。
そして、1981年1月、ニュー・オーダーの1stシングルとして、この曲がリリースされます(UK34位)。
とは言え、この曲、後期ジョイ・ディヴィジョンのライヴでも演奏されていた曲で、当時はイアン・カーティスが歌っていました。
カーティスは歌詞を書き残していなかったため、レコーディングするにあたって、彼らは残された音源から歌詞を聞き出す必要がありました。しかし録音状態があまり良くなく、彼のヴォーカルはところどころ聞き取れません。そのため、グラフィック・イコライザーを駆使して、何とか歌詞を聞き取ったというエピソードが残っています。
この曲や、1stアルバム『ムーヴメント』(UK30位)を聴くと、まだまだジョイ・ディヴィジョンの影を強く感じます。
しかし、そのわずか2年後には「ブルー・マンデー」を世界中で大ヒットさせ、クラブ・シーンのど真ん中にいたというのも、今思うと、スゴい話です。

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