183: The Yardbirds / For Your Love

エリック・クラプトンが、広く注目を集めるようになった最初のバンドが、ヤードバーズでした。
ブルース、ロックンロール、R&Bをベースとするこのグループで、彼のギターは「スローハンド」のニックネームとともに、名声を得ます。
しかし、ヒット曲を出すべくポップ路線に移行し始めたことから、次第にクラプトンの心はバンドから離れていきます。
そして、決定打となったのがこの曲。目論見通り、UK3位/US6位の大ヒットを記録しますが、この曲を最後に、クラプトンはヤードバーズを脱退します。
強力なギタリストを失ったヤードバーズですが、後任として入ってきたのが、このMVにも登場しているジェフ・ベック。しかも、後にジミー・ペイジも加入するという、おそろしいほどの強運をもっているバンドでもありました。
余談ですが、非常に印象的なハープシコードを弾いているのが、オルガニストのブライアン・オーガーというのにも驚かされました。

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