265: Pink Floyd / Have A Cigar

フロイド、ツェッペリンときて、またフロイドに逆戻りです(笑)。
「移民の歌」を収録した『レッド・ツェッペリンⅢ』の最後の曲は「ハッツ・オフ・トゥ・ロイ・ハーパー」でした。
ロイ・ハーパーは、イギリスのシンガーソングライターですが、独特の歌詞を書くことで知られており、ポール・マッカートニー、ケイト・ブッシュ、そしてジミー・ペイジも、彼からの影響を公言するなど、非常にミュージシャン人気が高い人物です。
そして、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアもその一人。
1975年にリリースされたピンク・フロイドの9thアルバム『炎〜あなたがここにいてほしい』に収録されたこの曲では、ロイ・ハーパーがリード・ヴォーカルを取っています。
この曲、終わり方が独特で、長めのギターソロが続いている時、突然ノイズが入り、その後は音量が小さくなって終わり、次の曲「あなたがここにいてほしい」が始まります。
おそらく、ラジオのチューニング・ダイアルを回して、別の放送局を受信したような効果を出したかったのではないかと思います。
ま、今や、ダイヤルでチューニングするラジオを探す方が難しいですが...
このアルバム、どうしても大作の「クレイジー・ダイアモンド」に話題が集中してしまいますが、間に挟まれた3曲のクオリティも高く、個人的にはフロイドのアルバムで一番好きなアルバムです。

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